思いやりのある犬?

 2015-06-27
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「思いやりのある犬に育って欲しい」
と願う飼い主さんは多いと思いますが、
その為にはまず、飼い主さんが犬の立場になって考え、
気持ちを汲んであげるようにする・・
「思いやり」を持って犬を育てて行く事が大切みたいです。

しかし、「思いやりのある犬」とはどんな犬か?と言うと、
「相手の犬が匂いを嗅ぎに来たら、
 嫌がらずに匂いを嗅がせてあげるような犬」とか
「相手の人や犬にちょっとぐらい嫌な事をされても我慢できる犬」など、
相手の要求を汲んで望みをかなえてあげられるような・・
相手の欲求を満たしてあげられるような犬になって欲しい・・
と望んでいるとしたら、それは、犬の気持ちや立場を
考えているとは言えないかもしれません?

勿論、犬自身が相手の犬の気持ちを汲み、
自主的にそうした行動をしているのなら別ですが、
飼い主さんが犬に我慢を強いたり、
「こうでなければ」と自分の考えを押し付けているとしたら、
それは、犬の為と言うよりも
飼い主さん自身が「相手にどう思われるか?」を気にしての行動・・
「承認欲求を満たしたい」と言う
気持ちからかもしれませんので注意が必要です。

勿論、そうした「自己中心的」な心の動きは誰にでもあるもので、
犬の中にも存在しています。
特に「自己中心性」は年齢が低ければ低いほど強く出るものですから、
子犬の頃からたっぷりの愛情を与えつつ、
「ルール」や「我慢」を教えて行ってあげないと、
犬は自分の欲求ばかりを主張するようになって、
相手の気持ちを汲んだり、考えたりする力が育たず、
次第に他の犬とのコミュニケーションができなくなってしまう・・
と言う事もあったりします。

しかし、気をつけなくてはならないのは、
ルールを「守らない」と「知らない」は別の問題だと言う事・・
子犬の頃は知らない事・・分からない事だらけなので、
色々な物を噛んだり、咥えたり、
吠えたり、引っかいたりして確認しようとします。
それは「好奇心」から来る「探索欲求」ですから
悪気などはないのですが、
それを「飼い主に反抗している」とか
「飼い主を困らせて楽しんでいる」と「悪意」に捉えたり、
あるいは、犬の好奇心や欲求を理解せずに
叱ってばかりいるとしたら、
それは犬の気持ちを汲んでいる・・
とは言えないかもしれません?

また、そうして好奇心や感受性を伸ばす事は大切ですが、
同時にしてはいけない事・・
ルールや我慢を教えて行く必要もありますから、
なんでもかんでも「いいよ、いいよ」ではダメで、
犬が危険な事をしようとしたり、
本当にして欲しくない事をした時は、
真剣に叱る必要もあると思いますし、
「こっちに来て」とか「交換して」と言って犬にお願いをし、
飼い主さんの言う事を聞いてくれたら、
おやつを与えて「ありがとう」と言う事も大切みたいです。。

一般的には、悪い事をしたら叱る・・
飼い主さんに言う事をきちんと聞けるのが「しつけ」だと言われていますが、
指示や命令がなければ正しい行動ができない・・
叱られなければできない・・としたら、
それは「しつけができている」とは言えませんので、
一つ、一つ、犬が理解できるまで根気よく教えて行くのが
本来の「しつけ」ではないかと思います。

ーとは言え、「もう成犬になってしまったから遅い」とか
「手遅れ」と言う事はなく、
飼い主さんが気づいた時がスタート地点だと思います。(^▼^)ノ
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