おやつに頼り過ぎない

 2015-06-25
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犬を育てる時、本を読んだりセミナーに通ったりして
「行動学」や「学習理論」について学んだものの、
イマイチ、うまく行かない・・
と言う事も多かったりするみたいですが、
その原因として多いのが、
ワガママな犬に「褒めるしつけ」でワガママを強めてしまったり、
気の弱い犬に「叱るしつけ」をして余計に臆病にさせてしまうなど、
理論や手法の選択が間違っていたり、
「こうでなければ」とか「こうしなければ」と
理論や手法を用いる事ばかり・・
理論や手法に犬を当てはめる事ばかりを考えてしまい、
犬の気持ちや心を置き去りにしてしまっている・・
と言う事もあるのではないかと思います。

ーとは言え、犬の気持ちや心ばかりを重視し過ぎて
「可哀想になって犬を頑張らせる事ができない・・」とか
「犬のストレスケアばかりを重視してしまい、
 逆境を乗り越える力を育てる事ができない・・」
と言う事もありますので注意が必要です。

特に気をつけて欲しいのが「オヤツのあげ過ぎ」です。
最初こそ犬に「正解」を教える為、
犬の良い行動の後、すぐにオヤツを与えたり、
犬が良い行動をする度にオヤツを与えるなどして、
「良い行動をすると良い事がある」と関連付けて覚えさせる・・
そうして「良い行動」を行う頻度を高めるようにしてきましたが、
犬が「良い行動」だと覚え、
自発的に良い行動をするようになったら、
オヤツを与える頻度は下げても良い・・
下げるべきなのですが、
いつまでも、おやつを与え続けてしまったり、
「おやつを与えないとやらないのではないか?」とか
「おやつを与えないと
 また、できなくなってしまうのではないか?」
と言う不安からおやつを抜く事ができない・・

しかし、犬の自発的な行動に対するオヤツではなく、
おやつを見せて犬をコントロールしようとしてしまったり、
「オヤツをあげるから言う事を聞きなさい」と言う風に
「見返り」の意味を持つおやつの使い方を続けていると、
それこそ、本当におやつが無いとやらない犬になってしまう事も
ありますから注意が必要です。

また、犬が吠えてしまったり吠えそうになった時に
早め、早めにおやつを与えてしまう・・
相手の犬にロックオンした自分の犬の気を反らす為や
気持ちを外せた時の「正解」の意味のオヤツではなく、
相手の犬にロックオンさせたまま・・
相手の犬から気持ちが外れていないのに、
おやつを食べさせて吠えさせないようにする為にオヤツを与えたりしていると、、
犬も学習して、おやつを貰う為にわざと吠えるようになる・・
と言う事は多いです・・・

「吠えたり、吠えようとすると飼い主さんが黙らせる為に・・
 吠えさせないように・・とおやつをくれる・・」
そうした事から犬が学ぶ事は、
「吠えない方が良い」ではなく、
「吠え続けた方がおやつが貰える」です。

そんな風に飼い主さんの不安な気持ち・・
「周りの人に迷惑をかけてはいけない」と言う
世間体を重視し過ぎた考え方が、が
犬に間違った正解を与えてしまう事も多いですから、
理論や手法・・犬の気持ちを考える事は大切ですが、
まずは、飼い主さんがしっかりとした信念・・
「こう言う子に育てたい」と言うビジョンを持つ事も
必要ではないかと思います。(^▼^)ノ
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