飼い主さんの養育態度

 2015-06-21
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犬を選ぶ時、
「頭の良い犬」を基準とされる飼い主さんも
多いのではないかと思います。

最近はペットショップではなく、
ブリーダーさんから子犬を迎えるケースも増えてきましたが、
「ブリーダーさんの所で生まれ育った犬は頭が良い」とか、
「ペットショップの犬は頭が悪いから問題行動が大変そう・・」
などと思っていると、
後で大変な事になる場合も多いですから注意が必要・・
なぜなら、犬の頭の良さは「生まれ」だけで決まるわけではなく、
飼い主さんの「養育態度」による影響が大きいからです。

犬も1歳ぐらいまでは脳の発達もまだまだですし、
「自我」も芽生えてはいませんので、
飼い主さんの言う事を良く聴き、
吠えたりする事も殆ど、ありませんので、
「うちの子は全く吠えなくて本当に頭が良い」
なんて喜ぶ飼い主さんも多いですが、
これが1歳ぐらいになると急に吠え出したり、
ご飯を食べない・・
家の中で排泄をしない・・など、
様々な行動の問題を起こすようになって
「どうしちゃったの?」と慌ててしまう・・
と言う事も多いと思います。

そうした事は、自我が芽生え・・
自分で「ああしたい」とか「こうしたい」と言う
気持ちが芽生えてきた・・
子犬が成長してきた証なのですが、
そうした犬の行動に対してどう思うか?
どう言う態度を取るか?
そうした事も含めた飼い主さんの「養育態度」によって、
その後の犬の考え方や判断基準・・行動・・
一般的に言う「性格」が変わってきますので
注意が必要だと思います。

例えば、人間の場合でも親の性格が子に似る・・
と言う事は多いと思います。
親が世間体ばかりを気にしていれば、
子供も世間体を一番に気にするようになる事は多いですし、
親が自分と比較して子供にダメだしばかりをしていると、
子供も他者や自分の子供に対して、
自分と比較して×をつけるようになる・・など。

ちなみに飼い主さんの「養育態度」・・
「受容的」or「支配的」
または、
「自律を促す」or「自律を促さない」と、
犬の「性格」の関係性として・・

「受容的」
飼い主さんが犬の気持ちをよく聴き、
理解しようとしていて積極的に犬と遊んでいると、
犬は情緒が安定し、色々な事を考え、興味を抱くようになり、
やさしい犬になる

「支配的」
指示や命令、叱りや脅しで
犬を自分の思い通りにコントロールしようとしたり、
あれやこれやと犬の行動を先回りして、
すぐに手や口を出してしまう・・など、
過干渉気味な飼い主さんの場合、
犬は依存的になり、
色々な事に対して消極的になり、
自分から行動しようと言う自発性がなくなる

「自律を促す」
犬の考えや判断、行動を尊重し、
サポートをする飼い主さんの場合、
犬の心は安定して、他者に対しても友好的となり、
自分の気持ちを素直に表現し、
自分で考え、判断して行動できるようになる

「自律を促さない」
犬の気持ちを考えず・・興味も無く、
犬が気持ちを表現する事を許さず、
受け入れようともしない飼い主さんの場合、
犬の心は不安定になって、
あらゆる事に猜疑心に抱くようになり、
不安や不信からすぐに吠えるようになったり、
他者に対する興味も愛情もなく、
自分の事しか考えない犬になる・・

と言う事も多いみたいですので注意が必要です。
勿論、飼い主さんの「養育態度」によって、
犬の「性格」は決定される・・と言う事ではなく、
そう言うケースが多いと言う事だと思いますし、
犬がもともと持つ「気質」によっても、
最初から大人しくて吠えない・・扱いやすい犬も居ますし、
落ち着きが無く、行動が読みづらい・・扱いにくい犬も居ます。

ただし、「扱いやすい子だから・・」と、
飼い主さんが放任していれば、
犬の心はドンドンと曇って行ってしまいますし、
扱い難い犬でも「この子はそう言う子だから」と、
ゆっくりと待ってあげるようにしていると、
段々と落ち着きが出てきて、気持ちが通じるようになって、
なんでも分かり合える関係になる事もあると思います。

勿論、飼い主さんが良いサポートを心がけていても、
それが必ずしも犬の性格に結びつくとは限りませんが、
飼い主さんの「養育態度」が与える影響は大きいですので、
意識的にしろ、無意識にしろ、
飼い主さんが自分自身の気質や性格・・
接し方について考えてみるのも良いのではないかと思います。(^▼^)ノ
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