過保護と過干渉

 2015-06-03
01DSC00170.jpg

「犬を甘やかすと自分の方がリーダーだと思って言う事を聞かなくなる」とか、
「甘えを許すとワガママになる」と言われる事は多いですが、
「甘え」と「甘やかし」は違います。

「甘え」は犬が「愛情」を欲しがっていたり、
犬自身では解決できない問題を目の前にして、
不安から飼い主さんに助けを求めてきた時など、
「精神的な欲求」に対して「愛情・安心・信頼」で
しっかりと応えてあげる事を言い、
逆に「甘やかし」は犬が求めていないのに
飼い主さんがなんでもやってあげてしまったり、
犬が欲しがるだけ食べ物やおもちゃを与えてしまうなど、
我慢やルールを教えずに「物質的な欲求」に対して、
望むままに応えてあげてしまう事などを言うそうです。

まぁ、もっと分かりやすく言うと犬の将来の為・・
「犬の心を育てる為」に行う事が「甘え」であり、
「飼い主さんが犬に必要とされたい」とか、
「自分の不安や心配を取り除く為」など、
「自分の為」に行うのが「甘やかし」と言えるのではないかと思います。

ですから「甘やかす事は良くない」と言う先入観から犬を叱ってばかりいては、
犬の心は離れて行ってしまいますし、
飼い主さんが自己満足の為になんでもかんでもやってあげてしまい、
犬が本来、学ぶべき知識や経験の場を与えなかった事で、
何も知らない・・何も出来ない未熟なままの犬にしてしまう・・
と言うのは問題ではないかと思います。

また「過保護」と「過干渉」も違います。
「過保護な飼い主さん」が問題だと言われる事は多いですが、
本来、犬は過度な保護を必要とするもの・・
「自分はいつでもしっかりと見て貰えている」とか
「いつでも飼い主さんが守ってくれる」とか
「愛されている」と犬が感じられれば、
多少、過保護になったとしても犬の心は満足し、
安心と信頼と愛情をたっぷりと受けて、
自分の足で世界を広げて行く事ができますが、
飼い主さんが「過干渉」になって指示や命令ばかりをしてしまう・・
犬の興味や関心を無視し、
「ああしなさい」とか「こうであるべき」と、
犬の考えや行動を否定してばかりでは犬の欲求は満たされず、
自信も積極性を失って飼い主さんへの依存が強まってしまう為、
自分の足で世界を広げて行く事が
できない犬になってしまう事も多いみたいです。

では、「過干渉」にならない為にはどうしたら良いか?と言うと、
犬は自分とは別の人格・・存在だと認識し、
犬の意思や感情、欲求を認め、尊重する事が大切だそうです。

ーとは言え、なんでもかんでも、犬の考えや行動を尊重するのではなく、
犬が危険な事をした時や、
相手を傷つけるような事をしようとした時はしっかりと注意、制御をする・・
そうして「ルール」や「我慢」を教えてあげる事は、
犬にとっては堅苦しい事になるかもしれませんが、
逆に「こうしていれば大丈夫」と言う「安心感」を与えてあげる事でもありますから、
何も教えて貰えていない犬と比べると、
「ルール」や「我慢」のある基本的生活習慣の中で育っている犬の方が、
イキイキとして意欲的な事は多かったりします。

そんな風に犬の考えや行動を「尊重」し、「干渉」し過ぎないようにしつつ、
「サポート」と「保護」の部分はしっかりと行ってあげる事が
犬の世界を広げてあげる為にも大切ではないかと思います。(^▼^)ノ
カテゴリ : トラックバック(-) コメント(-)
≪ トップページへこのページの先頭へ  ≫