暖かい無視

 2015-03-19
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「ウチの犬は留守番ができなくて・・」
と言う飼い主さんの中には、
飼い主さんの方が心配し過ぎでお留守番をさせる事ができない・・
「お留守番ができない・・」のではなく、
「できなくさせてしまっている・・」
と言う事も多かったりしますし、
「うちの犬は犬を見ると吠えてしまうのです」と言う場合も、
「犬が吠えてしまうから・・」と犬に会わせない・・
貴重な「失敗をする」と言う経験をさせてあげられていない為に、
「学ぶ」と言う事ができず、
いつまでも「犬を見ると吠える」と言う行動を
繰り返してしまう犬も多かったりします。

犬が自分で考え・・
自分で判断し・・
行動した結果、失敗する・・

可哀想に思えるかもしれませんが、
誰しも生きていれば「間違い」や「失敗」はついてくるもの・・・
でも、犬のそうした姿を見たくない・・
怖がったり、不安になったりしたら可哀想・・
と、そうした事が起きる前に助けてしまったり、
あれやこれやと声をかけたり、
手を出して「犬に失敗させないように・・」
「不安を感じさせないように・・」と、
なんでもかんでも飼い主さんがお膳立てしてしまうのは、
「お膳立て症候群」かもしれませんので注意が必要だそうです。

「犬に吠えたら吠え返された・・」
「自分のワガママを通そうとしたら他の犬から怒られた・・」
などなど・・失敗から学ぶ事は多いです。
勿論、犬が怪我をしたり、
強い苦手意識を抱えてしまうような場合は、
事前にサポートをする必要がありますし、
なんでもかんでも「自業自得方式」で教えようとするのは違うと思いますが、
「失敗」とは「ダメ」でも「減点材料」でもなく「学び」であると考えてみる・・
「学び」自体に「良い」も「悪い」もありません。
ただ、その「学び」の経験に対し、犬がどう考えるか?
どう結論づけるか?と言う部分は、、
犬の持つ「気質」と「飼い主さんの育て方」による影響が強いと思いますので、
その辺りを考えてあげる必要はあると思います。

つまり、
「いつも、飼い主さんがサポートしてくれるので、
 悪い経験を避ける方法も・・乗り越える方法も知らず、
 自分ではどうする事もできない・・」
と、犬が思えば「失敗」は辛く、
嫌な経験になってしまうかもしれませんし、
逆に
「飼い主さんはいつも、見守ってくれているので、
 「失敗」をしても大丈夫・・」
これまで、幾度となく「失敗」を重ね、
それを回避したり、乗り越える知識や経験もあるので、
「このぐらいは大丈夫」と犬が思えば、
「失敗」は知識と経験の一つであり、
「どうすれば良いか?」を考えるきっかけになると思います。

ですから飼い主さんも「失敗は学びである」として、
「見守る」と言うスタンスをしてあげるのも
大切ではないかと思います。

犬が失敗をしても・・
失敗をしそうになっていても・・
それが犬に乗り越えられるハードルであれば、
あえて無視をしてあげる・・
「無視」と言うと「冷たい」とか「可哀想」とか、
「いじめの原因」と言うマイナスのイメージが強いですが、
「暖かい無視」と言う言葉もあるそうです。

もともは「野生動物保護団体」の言葉だそうですが、
野生の動物達を本当に守る為には、安易な手助けはせず、
一歩、引いた状態で「見守る」と言う事が必要になってきますが、
それは、犬に対しても同じで、
勿論、愛情があるからこその「助け」だとは思いますが、
過剰なサポートが結果としてどうなるか?と言う事をもう一度、考え、
「ちょっと心配し過ぎかも?」とか
「不安や心配になって過干渉気味かも?」と思ったら、
一歩引いて「暖かい無視」をしてあげる・・
と言う風に考えてみるのも良いのではないかと思います。(^▼^)ノ
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