「根拠のある自信」と「根拠の無い自信」

 2015-03-08
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「散歩中に犬が引っ張る・・」
「他の犬を見ると吠えてしまう・・」
そんな時、
「自分の犬は他の犬と同じ事ができないからダメ」とか、
「他の犬と同じ事ができるようにさせてあげられない自分はダメ」
と思ってしまう飼い主さんは多いようです。

勿論、中にはそう言う事を実際に言ってくる人も居たりしますが、
そうした不安やストレスの多くは、
自分で「自分と他の飼い主さん」を比較し、
「できない部分」ばかりを見てしまうからではないかと思います。

でも、他者と比較してばかりいると、
「漠然とした不安」を感じてしまう事は多いです・・
ですから、犬に「アジリティー」や「競技会」などをさせてみたり、
動物に関する資格を何かとらないとダメなのでは?と、
自分を肯定してくれる肩書きが欲しくなってしまったりしますが、
そうして、他の飼い主さんよりも
少し優れている部分を持つ事で「優越感」を感じ、
それで「自信」を持つ事ができても、
その自信は「スキルに関する自信」であり「根拠のある自信」です。
でも、世の中には必ず上が居ますので、
もっと、知識や技術を持った人が現れたり、
価値観の違いから、そうした肩書きが役に立たなくなった時、
「根拠のある自信」が崩れて「劣等感」に襲われたり、
再び、「漠然とした不安」に苦しむ事もあったりしますので、
「スキルがある事に対する自信」ではなく、
「存在に対する自信」を持つ事・・・
飼い主さんが「根拠のある自信」ではなく
「根拠のない自信」を持てるかどうか?
が大切になってくるのではないかと思います。

しかし、我々が自分と他者を比較をしてしまうのは、
「偏差値教育」の影響からかもしれないそうです・・
学校教育の学力だけで比較され、
「それが何よりも重要」だと教わってきた為、
みんながお互いを比較し合い、優劣を競い合い、
「優越感」や「劣等感」に一喜一憂する・・

でも、相手よりも優れている・・
あるいは、みんなと同じと感じられる間は安心できるけど、
劣っているとなった途端、不安になってしまう・・
と言うのは「自信がある」とは言えないと思いますし、
凄く疲れる生き方ではないかと思います・・

勿論、世の中のシステムがそうなっているのですから、
子供を育てる時はそうした価値観も必要だとは思いますが、
偏差値とは関係のない、犬を育てる時にまで、
他の犬と比べて「あれができる」とか「これができない」とか、
比較ばかりした育て方をするのは違うと思いますし、
ありのままの犬を受け入れてあげるのが良いのではないかと思います。

それに「偏差値教育」には人間としての優しさや親切さ・
思いやりなどは評価されません・・
でも、実際は学力よりも「友達と仲良くなれる」とか
「思いやりがある」とか「他者の気持ちが分かる」と言った事の方が
大切だったりしますから、
「自分の犬は穏やかで優しい犬」とか
「自分の犬を思いやりのある犬に育ててあげる」など、
「心を育てる事」を重視してあげるのが良いのではないかと思いますし、
その為にはまず、自分がどれくらい
「犬の事を凄く愛していて可愛いと思っているか?」と言う事を伝えてあげる・・
その上で、「優しい所が好き」とか「おおらかな所が好き」と言った事を伝えてあげ、
さらに、その上で「こんな事もできる」とか「あんな事もできる」と言う
スキルの部分を褒めてあげる・・と言うのが良いのではないかと思います。

そうして、大前提として「犬の事を愛している」と伝えてあげる事で、
犬の中に「根拠の無い自信」が育まれて行くと思いますし、
そうして、飼い主さんが犬の事を比較しない・・・
自分自身の事も比較しないでも大丈夫になった時、
飼い主さんの中にも
「根拠の無い自信」が育まれて行くのではないかと思います。(^▼^)ノ
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