「いい子」と「思春期」

 2015-02-17
01DSC01170.jpg

日本人が犬に求める「いい子」と言う中には、
「素直で大人しくて、自分の手をわずらわせない犬」
と言う想いが強くあるような気がします。

吠えて自分の考えや要求を通そうとする犬は「ワガママ犬」で、
黙って飼い主の言う事を聞く犬を「良い子」としてしまうのは、
もしかすると飼い主さん自身、
意識的にしろ、無意識にしろ親から「いい子」を求められ、
飼い主さん自身もそれを「良し」として、
自分の欲求を伝えて親にかまって貰おうとするよりも、
親の気持ちを察し、親の願いを頑張って満たす事で
親の愛情を得ようとしてきたから・・
と言う事はないでしょうか?

しかし、人間の子供の中には、
「いい子」を演じ続けた結果、
相手の事を考えて行動するのは得意だけど、
自分の気持ちを表現したり、
友達に頼みごとをするのが苦手になってしまった・・・

親だけではなく友達の顔色までうかがうようになり、
「いい人」になる事で友達から好かれようとしますが、
そのうち「いい人だと思われないと
自分には存在価値がない」と言う不安・・
強迫観念に駆られてしまうようになる事も
あるそうですので注意が必要です。

また、小学生の頃はまだしも、
中学生や高校生になってくると、
頑張って「いい人」になろうとしても、
必ずしもそれが良い結果には結びつかなくなってくる・・

逆に「いい子ぶって」とか「点数稼ぎ」と言われたりと、
頑張って、人から褒められるような事をしたり、
いい人になる努力をしても、
やっかみにあったり、陰口を言われたりして、
自分の事を認めて貰えない・・
必要とされなくなってしまう事に困惑し、
強い不安感を感じるようになってしまう・・

幼い時から「いい子」を求められ、
それが「正解」と教えられてきたのに、
それが突然、「正解」ではなくなってしまう・・
しかも、それ以外の方法を教えて貰えて来なかった事で
苦しむ子も多いそうですから、
自分らしく生きさせてあげる為にも、
抑えつけるばかりではなく、
子供の考えや気持ちをきちんと聞いてあげ、
その上で自分と他者の考えや気持ち・・
お互いの気持ちや考えを折り合わせるスキルを
身につけさせてあげる事が大切だそうです。

勿論、犬はそこまでの心は持ち合わせていませんが、
人間の子供と同じように「いい子」を押し付けてしまうと、
人間の子供と同じように「自我」との葛藤で苦しんだり、
自分の気持ちを表現するのが苦手になって、
他者とうまくコミュニケーションができなくなる・・
と言う事は多いですので、
犬に対しても「飼い主の考えや命令が絶対」ではなく、
犬の考えや気持ちを聞き、
認めてあげる所はきちんと認めてあげるようにする・・・

自分の意見ばかりを押し付けたり、
逆に犬と向き合う事を避けて「波風が立たないように・・」と、
ひたすら犬の欲求を満たそうとするのではなく、
犬の本当の気持ちがどこにあるのか?
と言う事を考えてあげる事が
お互いにとって大切なのではないかと思います。(^▼^)ノ
カテゴリ : トラックバック(-) コメント(-)
≪ トップページへこのページの先頭へ  ≫