教えないで気づかせる

 2015-01-15
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犬に何かを教えたい・・
覚えさせたい・・と思った時、
ついつい「ああしなさい」とか「こうでしょう?」と、
過干渉気味に口を出してしまったり、
あるいは「犬が正解の行動をすれば良い」と、
吠えている犬の口を手で塞いだり、おやつを口に突っ込んだり、
あるいは、身体を抑え付けたりして
犬の意思や考えを無視して
物理的に犬に言う事を聞かせられれば「それで良し」と
してしまう事は多いみたいです。

しかし、物事には必ず原因と結果があります・・
人間は嫌な事や居心地が悪い状況になった時、
「やめて」と言ったり、場所を移動したりするなどして
自分が行動する事で結果を変える・・
変える事ができると言う事を経験から学ぶ事で、
「どうしたら良いか?」を考えるようになりますが、
犬がもし、飼い主さんからの過干渉に対し、
無視をしたり、何かしらのストレスサインを出しても
飼い主さんがそれに気づかない・・
犬が努力をしても状況が何も変わらないとしたらどうでしょう?

指示や命令・・
あるいは、力で言う事を聞かせて犬には何も考えさせない・・
考える習慣を与えないとしたら、
犬は「結果を変える為にはどうしたら良いか?」と言う事を考えなくなり、
問題を解決する能力が育たないのではないかと思います。

でも、だからと言って「犬に考えなさい」と命令しても、
考える習慣が身についていなければ、
「考える」と言う事ができません・・
ですから、まずは「考える事は楽しい」と言う事を
教えてあげる事が大切だと思います。

一時期、「アハ!体験」と言うのが流行しましたが、
答えが分からないクイズで悩んでいる時に、
ふとしたきっかけや表示されるヒントで答えが分かった・・
正解をひらめいた時の喜びや興奮は、
単に答えを教えて貰った時よりも高く、
脳もより活性化されるそうですので、
犬に「考える事は楽しい」と言う事を教えてあげる為には、
「答えを教えずに気づかせる」と言うのが良いのではないかと思います。

その為には、手や口を出さずに「見守る」ようにする・・
勿論、だからと言って、犬が答えを出す事をあきらめてしまうまで放っておく・・
と言うのも違いますので、答えを教えない代わりに「ヒント」を出してあげる・・
例えば、一段階、戻って犬の分かる範囲からやり直してみたり、
おやつで誘導して間接的に答えを教えてみたりと、
もう、ほとんど答えを教えてしまっているような感じでも、
犬自身が「自分で正解に気づけた」と実感できるようにさせてあげるのが良いみたいです。

人間も「大人の指示や命令に従っていれば良い」となって、
自分で考える事を止めてしまった・・
あるいは、自分の代わりに親が全部、やってくれたので、
自分で考える必要が無かった・・
自分の頑張り次第で結果を変えられると言う事を学習したり経験してこなかった・・
と言う人は悪い結果になるとすぐに誰かのせいにして、
その結果を変える努力をしなかったり、
未来に向かって自分を高めて行く・・と言う事ができない事は多いそうですが、
それは犬も同じで、自分の置かれた状況に問題が起きた時、、
自分で解決しようとせずに、飼い主さんに向かって吠えている場合、
もしかすると、それは犬だけが悪いわけではなく、
飼い主さんの過干渉・・・
あるいは、犬にきちんと原因と結果について学ばせてあげてこなかったからかもしれませんので、
「見守る」と言う事を考えてあげつつ、
犬がどうしても無理な場合だけサポートをしてあげるようにするのも良いと思います。

とは言え、そうした兼ね合いが「難しい」と言われてしまう事もありますが、
それは犬との距離を適度に保つ為に必要な知識とスキルですから、
飼い主さんが失敗しつつも自分で考え、判断し、行動し、
自分と自分の犬なりの距離を理解して行く・・
と言う事が大変ではありますが、
より犬の事が理解できて楽しい部分でもあるのではないかと思います。(^▼^)ノ
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