犬は遺伝で決まらない

 2014-12-30
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「他の犬と上手に遊べない・・」
「何度、叱ってもちっとも覚えない・・」
そんな犬を見て、飼い主さんの中には
出来の良い犬と出来の悪い犬は生まれた時から決まっていて、
血統とか遺伝によるものだから仕方がない・・
と思われている場合も多いようですが、
積極的な犬や消極的な犬は居るけど、
生まれた時から出来の良い犬と悪い犬が決まっているワケではなく、
「どう言う考え方をする犬に育つか?」と言う部分は、
50%が遺伝によるもので、残りの50%が環境によるもの・・
と考えられているみたいです。

実際、きょうだい犬でも、
同じ状況が起きた時、それに対してどう言う反応をするか?は
その子によって違う事は多いです。

それは、「遺伝子」は同じでも、
多頭飼いをしていて「他の犬が居る」と言う「環境」の影響によるもの・・
例えば、インターホンが鳴った時、
積極的な犬がまず「吠える」などの行動をする事で、
他の犬はその犬の行動とそれに対する周囲の反応を見て判断できるので、
同じ遺伝子を持っていても、落ち着いていて、
インターホンの音に反応しない犬が出てくる・・、

逆にそう言う子が別の家に貰われて1頭飼いになった途端、
自分で判断しなければならなくなった為、
インターホンの音に吠えるようになった・・
と言う事もあったりします。

つまり、自分の犬が物事をどう見るか?
状況に対してどう判断し、行動するか?
そうした「思考スタイル」は「生まれつき」のものではなく、
飼い主さんを含めた家族と言う「環境」による影響が大きい・・

ですから、「これぐらいはできないと」とか
「このぐらいは分かって欲しい」と、
犬のできない事や分からない事を叱ってしまうような接し方では、、、
犬の自信をさらに失わせてしまう事にもなりかねませんので、、
まずは、自分の犬の「ありのまま」を受け入れてあげ、
その後に、犬がまだ、できない部分があったら、
それを少しずつ学ばせてあげるのが良いと思います。

ただ、日本の教育は「記憶重視」で、
教わった事を教わった通りに答えられるのが「当たり前」で、
できなければ×がつく「減点方式」が基本・・

しかし、犬の育て方にマニュアルはありませんし、
これが「正解」と言うものもありません。
「オスワリ」をさせたり「マテ」をさせると言った
マニュアルや記憶重視の教育法では、
「犬の気持ちを読み取る」とか
「犬同士のコミュニケーションの仕方を教える」と言う部分に関しては、
どうにもならない事もありますので、
まずは、犬を「型にはめる」と言う事を止め、
犬の気持ちを理解するように心がけつつ、
自分の気持ちをできるだけ分かりやすく
犬に伝える方法を考えてみる・・

その為には、まず、犬と飼い主さんの間で、
一緒に遊んだりと相互理解を深めるコミュニケーションをしてみる・・
飼い主さん自身もまた、犬に影響を与える「環境」の一部なのですから、
犬の変化を望むのなら、まずは飼い主さんが変化する事を
考えてみるのも良いのかと思います。 (^▼^)ノ
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