犬は飼い主さんの背中を見て育つ

 2014-11-06
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小さい時、自分勝手な行動をすると「人に優しくしなさい」と怒られたり、
指示や命令で無理やり自分の大切なおもちゃを
友達に貸すように脅されたりする事もあったりしますけど、
叱られて他人に優しくする事を強要されたり、
自分の大切なモノを親が理解せずに脅して奪って我慢させる事で
「優しさ」や「思いやり」の心は育つでしょうか?

勿論、叱られた事で次に同じような場面になった時、
子供が他者に対して優しく接する事ができるかもしれませんが、
それは、もしかすると、叱られたくないから・・
あるいは「親に褒められたい」と言う「外発的動機づけ」からかもしれませんし、
もし、親の方も「それでも良い」と思うのなら、
それもまた「内発的動機づけ」ではなく
「自分の子が他者から良い子だと見られたい」と言う
「外発的動機づけ」からかもしれません?

「思いやる」とは相手を尊重する事・・
子供が自分の思い通りに行動してくれない・・
子供の考えている事が理解できないとしても
「ありのまま」を受け入れて、考えや気持ち、行動を尊重する事・・
笑顔と穏やかな口調で接し、
「自分は愛されて大切にされている」と子供が実感できた時、
はじめて、子供は他者に対しても優しくできる・・・
思いやりの心を持って接する事ができるのだそうです。

そして、それは犬に対しても同じ事が言えると思います。
よく、犬がよその犬を見て吠えると、
「仲良くしなさい」と叱っている所を見ますが、
犬が吠えなかったり、ごあいさつができた時は褒めないで、
犬が失敗したり分からない時だけ叱る・・
そうした、他者の悪い部分だけを探して責める接し方の中で
犬の心の中に他者に対する「思いやり」の心が育つのでしょうか?

また、「犬と仲良くしなさい」と犬に求めているのに対し、
飼い主さん自身は、他者と仲良くなろうとしていない・・
よその飼い主さんと必要以上に話をせず、
飼い主さんの連れている犬ともコミュニケーションをしようとしない・・
そうした飼い主さんの態度を見て、
犬が他者とコミュニケーションをすると楽しそう・・と思うか?
「協調性」が身につくのか?と振り返ってみるのも大切だと思います。

子供は親の背中を見て育つと言いますが、
犬もまた、飼い主さんの表情やしぐさ・・態度をよく見ています。

飼い主さんが人見知りをしていれば犬もまた、他者を苦手とする事は多いですし、
指示や命令、叱りばかりのトゲトゲとした環境で育つと、
犬もまたトゲトゲとして乱暴になる事は多いです。

また、飼い主さんが不安な気持ちで育てると犬もまた不安になって自信をなくしますし、
飼い主さんが「羨ましい」と自分の犬よりも他人の犬ばかりを見ていると、
犬もまた飼い主さんよりもよその犬ばかりを見るようになる事は多いです。

逆に犬を沢山、愛する事で犬もまた人を愛する事を学びますし、
犬を褒めて、考えや行動を認めてあげると
犬は自己肯定感が育って自信が育ちます。

犬の事を優しく見守ってあげられれば、犬は「もっと頑張ろう」と思ってくれますし
他の犬と順番を守っておやつを分かち合う事を学ぶ事で、
犬は思いやりの気持ちを学びます。

「犬の社会化教室」と言うと、
仔犬だけを預けたりする事も多いみたいですが、
実際に社会の中での立ち振る舞い・・
他者との関係の中で自分はどうしたら良いのか?を学ぶのは、
飼い主さんとの日常の暮らしの中でだと思いますので、
「犬に見られている」と言う事を自覚し、
「思いやり」の気持ちで接する事が大切ではないかと思います。(^▼^)ノ
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