犬のやる気を奪う褒め方に気をつける

 2014-11-01
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「犬を褒めて下さい」と言われても、
犬を叱る事はあっても褒める習慣が無かったりする為、
なかなか褒められない・・と言う事も多いと思いますが、
では、犬を褒める習慣が身につけば大丈夫か?と言いますと、
実際は褒めるべきタイミングで褒められていなかったり、、
逆に「今はちょっと・・」と言うタイミングで褒めてしまったり・・と、
なかなか効果的に褒める事は難しい事は多いです。

では、褒めてもムダか?と言いますと、
褒めないよりは褒めた方が犬との関係性は良くなりますし、
褒めておやつをあげる事で
犬は「もっと飼い主さんから褒められたい」と思ってくれ、
良い行動が増えて行く事は多いですが、
だからと言って単に犬におやつを与えていれば良いか?と言うと、
それだけでは、犬はおやつの為に行動するようになってしまう事もある為、、
「褒める」と言う事に対してもっと考えて行く事も必要だと思います。

自分の犬は他の犬を見ると吠えたり逃げたりしてしまう・・
だから、犬と仲良くなって貰いたくて、
自分の犬が他の犬のそばに行けたら褒めておやつをあげるようにしていたら、
少しずつ、他の犬とかかわりを持つようになってはくれたけど、
段々とちょっとだけ他の犬の匂いを嗅いで
「行って来たからおやつを頂戴」と言う風になってきた・・
おやつ欲しさに他の犬の所へ行くようになってしまった・・
と言う事もあったりします。

では、どうしてそうなってしまったか?と言いますと、
犬の行動や結果に対しておやつをあげてしまっていて、
犬の「頑張り」に対しておやつを与えていないからかもしれません?

この辺は「難しい」と思われてしまう事も多いのですが、
結果は二の次にして、犬の「頑張り」を見るようにする・・

例えば、最初は後ろから相手の犬の匂いを嗅ぐのが精一杯だった犬が、
段々と慣れてきて、正面から鼻同士の挨拶ができるようになった・・
そうしたら、相手のお尻の匂いを嗅いでもおやつを与えずに
頑張っている「鼻挨拶」に対しておやつをあげるように変えて行く・・

でも、「相手の犬のお尻の匂いを嗅ぐ」に対していつまでもおやつを与えていたら、
それでおやつが貰えてしまうのですから
犬も頑張って次の段階に行こうとは思わなくなってしまう・・・
犬の好奇心や成長を止めてしまう事にもなりかねませんので注意が必要だと思います。

逆に今までは普通にできていた「相手の犬のお尻の匂いを嗅ぐ」が
怖くなってできなくなってしまった場合、
今度は相手の犬のお尻の匂いを嗅いでも「当たり前」とするのではなく、
しっかりと「頑張り」を認めてあげるようにする・・
犬は「頑張っても評価して貰えない」と思って
頑張れなくなってしまうかもしれませんので、
しっかりと犬を観察し、
「頑張り」に意識を向けてあげる事が大切ではないかと思います。

今の飼い主さん世代は「叱り」を基本とした育て方で育ってきた人がほとんどだと思います。
自分達が褒められて来ていないので、「犬を褒める」と言う事がよく分からず、
つい、「結果」だけを見て褒めてしまう・・
でも、それは「褒め」ではなく「評価」でしかないかもしれませんし、
単に「いい子」と言う言葉を発しているだけで表情や態度は無表情、無反応のまま・・
それでは、飼い主さんは褒めているつもりでも、
犬の方は「褒められていると感じがしない」と言う事も多いと思いますので、
どれだけ、心を込めて犬を褒められるか?
「心を込めて大げさに褒める」と言う事を飼い主さんができるかどうか?が、
その後の犬の成長度の鍵を握っていると言っても過言ではないと思います。

犬の行動の原動力として、
「外発的動機」と「内発的動機」があります。
「外発的動機」は褒めや叱り、おやつや体罰など、
外側からのアプローチによって犬が動く事で、
「内発的動機」は「楽しい」とか「嬉しい」とか
「もっとやりたい」と言う心の内側から溢れてくるものです。

いつまでも「外発的動機」に頼っていると、
叱りや体罰、褒めやおやつが無いと動かない犬になってしまう事もありますので、
「内発的動機」を高める為に飼い主さんが犬と一緒になって心から楽しみ、
犬の考えや選択、行動に対して心から共感し、肯定してあげる事によって、
犬の興味や関心を増やし、
「自信」や「やる気」を育てるようにするのも良いのではないかと思います。(^▼^)ノ
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