犬からのコミュニケーションが無い

 2014-10-29
DSC00881.jpg

飼い主さんの靴下を犬が持って行ってしまうなど、
飼い主さんが困るような事をわざとする場合、
実は飼い主さんと遊びたくて靴下を咥えて持って行っている・・
と言う事は多いです。

他にも物音も何もしていないのに突然、吠えたり、
トイレの場所が分かっているハズなのに
飼い主さんの顔を見ながらトイレ以外の場所で排泄をする・・
などと言う場合も実は飼い主さんへのアピール・・
何かを伝えたくてそう言う行動をしている事は多いです。

でも、そうした犬の「伝えたい」と言う気持ちに気づかずに、
行動だけを見て頭ごなしに叱ってばかりいると、
犬は段々と
「飼い主さんに気持ちを伝えようと思っても叱られて否定されるだけ」と、
何も要求しないし、期待もしなくなってしまう事は多いです。

外に出ると他の人や犬に対して吠えるけど、
家の中では、ほとんど寝ているだけで、
ごはんとお散歩の時しか飼い主さんの所へ寄ってこない・・
と言うのは、一見、静かで大人しく、行動的にも問題の無い子に見えますが、
実は心に大きな問題を抱えてしまっている場合もありますので注意が必要です。

ですから、犬の行動では無く気持ちに目を向けてあげる事は大切だと思いますが、
最初は考えても分からない・・
理解しようと思っても理解できない・・
と言う事は覆いと思います。
勿論、どんなに知識や経験を積んでも、
犬の気持ちが100%分かるわけではありませんし、
大切な事は「理解できる事」ではなく「理解しよう」と言う気持ちを持つ事・・
その為には、犬の表情やしぐさを観察し、
犬が何かを伝えようとしてきた時は、
大きくうなずいたり「そうだね」と声をかけるなど、
犬の気持ちに想いを寄せられるだけの
穏やかでゆったりとした時間を作ってあげる事が大切ではないかと思います。

人間同士の場合でも、テレビを見ながらだったり、
スマホをいじりながらでは話を聴いて貰えた気にはなれません・・
他の事は放っておいても自分の話をきちんと聴いてくれる・・・
とにかく「聞こう」と言う姿勢を見せてくれる事が何よりも嬉しく、
それだけで気持ちがちょっと軽くなると言う事はあると思いますが、
それは犬も同じだと思いますので、
何かをしながらではなく、床に座って犬と同じ目線になって
犬の気持ちに想いを寄せてみるのも良いのではないかと思います。

よく、
「相談された時は何かアドバイス的な事を言おうとするよりも、
 黙って話をきちんと聴いてあげるだけで良い」
と言いますが、それは何故かと言うと、
聴いて貰いたい内容が
「こんな事を言われた」とか「こんな態度をされた」など、
「自分がぞんざいな扱いをされた」と言う話が多いからではないかと思います。

自分はこんなに傷ついた・・
と言う事をしっかりと聴いて貰う事で
失った自分の自尊感情を取り戻したい・・
「お前が悪い」とか「だったらこうすれば良い」と言うような
原因や解決策を聞きたいのではなく、
とにかくきちんと聞いて欲しい・・
自分の事を大切に扱って欲しい・・
そして、きちんと話を聴いて貰え、
自分の事を大切にして貰えたと実感できた事で、
「自己肯定感」が復活し、
問題が解決したわけではなくても
それだけで嬉しくなって気持ちが楽に・・
安定してくるのではないかと思います。

でも、そう考えると、
犬が飼い主さんに対してコミュニケーションをしようとしないのは、
犬もまた、飼い主さんに叱られたり否定されるのが嫌だから・・
自己肯定感が物凄く低くなっており、、
これ以上、自分の事を否定されたり、ぞんざいな扱いをされる事に耐えられない・・
傷つきたくないからコミュニケーションをしようとしてこないのかもしれません?

犬が飼い主さんに対して
積極的にコミュニケーションをしようとしてくれる姿勢は
とても素晴らしいと思いますので、
そうした気持ちを否定せず要求の方法だけを変えてあげるのが
良いのではないかと思います。 (^▼^)ノ
カテゴリ : トラックバック(-) コメント(-)
≪ トップページへこのページの先頭へ  ≫