犬の行動の裏にある気持ち

 2014-10-24
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仔犬の頃は素直で大人しかった犬も
1歳近くになると段々と「自我」が芽生えてきて、
飼い主さんの言う事よりも「自分はこうしたい」とか
「それはやりたくない」と言う風に自分の気持ちを主張してくる事は多いです。
でも、それが「問題行動」と言われ、
「今のうちになんとかしないと」と焦ってしまう飼い主さんも多いと思いますが、
それが普通で当たり前の事・・
「吠えたら叱られる」とか「空き缶を投げつけられてビックリさせられる」など、
自分の気持ちや感情を表現すると叱られたり、怖い事が起きる事が続くと
犬は感情を表現しなくなってしまい、
内向的な犬になって他の人や犬とコミュニケーションに消極的になったり、
飼い主さんとの遊びの最中でも、興奮して感情が高ぶってくると
「怒られる」と思って遊びを止めてしまう事もありますので、
「犬のしつけ」の中に「犬の心を育てる」と言う事も
含めて考えてみるのも良いと思います。

犬が自分の感情を表現する・・
自分の気持ちを飼い主さんに伝えようとする事を肯定する・・
飼い主さんが犬に対して「自分の気持ちを素直に表現して良い」と言う接し方をする事で
犬は「自分は大切にされている」と思えて「自己肯定感」が育って行きますし、
そうして「心の土台」がしっかりしてくると、
自分に自信が芽生えて対人関係や対犬関係にも積極的になれる事は多いです。

その為にはまず、犬の感情を否定せずに方向性だけを変えてあげる・・
犬が吠えるとか噛むとかイタズラをする事で自分の気持ちをアピールしてくるとしたら、、
アピールする気持ちを大切にしてあげつつ、
アピールの仕方だけを他の方法に変えるように導くのが良いと思います。

例えば、犬が吠えて困るのなら吠えている時は相手にせず、
吠えていない時に犬の気持ちをしっかりと聞いてあげる・・

飼い主さんは「犬の行動に困った」と言いながら、
犬が困った行動をしないと犬の事を見ようとしなかったり、
犬の行動に気づかない・・と言う事もあると思いますが、
それでは犬も「飼い主さんが困るような行動をしないと気づいて貰えない」と
思ってしまいますから、
「吠えないで静かにしていた方が飼い主さんは自分の気持ちを考えてくれる」と、
犬に気づかせてあげる事で犬も吠えずに静かにしていられると思いますし、
その為には飼い主さんがしっかりと犬の事を観察し、
静かにしている犬に気づき、頑張りを認めてあげるのが良いと思います。

勿論、なんでもかんでも要求に応えると言う事ではありませんが、
「見守って貰えている」と実感できるだけでも犬は精神的に落ち着きますし、
変に自分の存在をアピールして来る事もなくなると思います。

また、こうした事は犬自身の感情コントロールスキルにも役立つと思います。
吠えたり暴れたりと自分の欲求が通るまで・・
感情のおもむくままに行動していれば良いわけではなく、
静かで大人しくしていないと飼い主さんは相手にしてくれない・・と分かれば、
犬も自分で自分の感情を落ち着かせようとする・・・
少しずつ感情のコントロールの仕方を覚えて
吠えたとしても、すぐに吠え止む事ができるようになると思います。

でも、そうした事は飼い主さんとの関係性が良好だからこそ成り立つもの・・
犬が他者とコミュニケーションをしたくない・・
我慢をする必要性を感じない・・と思っていれば、
飼い主さんがいくら教えようと思っても犬は聞いてはくれませんから
「心の土台」をしっかりと作る・・
「こうでなければ」とか「これをできるようにさせないと」と
上から目線で教えるのではなく、
「聞いてくれてありがとう」と言う感謝の気持ちを持つ事も大切だと思います。(^▼^)ノ
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