何の為の・・誰の為の犬のしつけなのか?

 2014-10-23
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犬が来客者やお散歩中にすれ違う犬や人に対して吠えてしまう・・
そんな時「人に迷惑をかけてはいけない」とか
「犬は飼い主の言う事を聞くもの」と言う風に
「世間体」や「常識」を基準に犬を叱ってしまう事は多いと思いますが、
犬は人間のように世間体を気にしたり、
人間の大人が持つような常識は持っておらず、、
基本的には「自分がどう思うか?」で行動していますので、
いくら飼い主さんが「人様の迷惑になるから・・」と叱っても
自分が吠えたいと思っていたら吠えますし、
飼い主さんの言う事を「聞く必要がない」と思っていれば聞かない事は多いです。

そんな風に
飼い主さんは自分の「常識」に照らし合わせて犬を叱るけど、
犬は「自分がどう思うか?」で行動する・・、
お互いに「求めるモノ」や「正解」が違う為、
飼い主さんは「犬がどうしてそう言う行動をするのか?」が分からないし、
犬は「飼い主さんがどうして怒っているのか?」が分からず、
誤解やすれ違いやが生じて心が離れてしまう・・
と言う事も多いのではないかと思います。

ちなみに犬は「知りたい」と言う欲求や好奇心から吠えている事は多いです。
来客者に対して吠えるけど、来客者の姿を見たり、匂いを嗅ぐと吠えなくなったり、
犬を見て吠えていたのに、ご挨拶をさせて相手の犬の匂いを嗅いだら急に興味を無くす・・
と言うのも、好奇心が満足したから・・
「誰だろう?」と言う不安が解消されたから・・だと思います。

しかし、逆に言うと、そうした「犬の吠え」は、
飼い主さんが「吠えてうるさいから」と抱っこして玄関に連れて行ってしまったり、
「匂いを嗅いだら満足するから」と、
犬に会わせてしまうから吠えているとも言えると思います。

つまり、飼い主さんが犬の欲求に応えてあげてしまっているから、
犬は「吠えれば自分の思い通りになる」と「間違った正解」を覚えてしまう・・
ですから、本当に吠えて欲しくないのであれば、
吠えてうるさくても来客者の姿を見せない・・相手の犬の匂いを嗅がせないなど、
吠えても犬の思い通りにならないと言う事を教えてあげる必要があると思います。

犬の行動の中には飼い主さんの理解しにくい行動も多いと思います。
電柱の匂いをズ~っと嗅いでいたり、
あっちへ行ったりこっちへ行ったり、急にUターンしたり・・

つい、「早くしなさい」とか「しっかりと歩きなさい」と叱りたくなってしまいますが、
犬は面白そうなものや気になった事を見つけたらそれに集中してしまう事は多いです。
「遊びは学び」と言いますが、そうした事も社会を知る為に必要な事・・
ですから「犬が思った通りに歩かないから」と叱りすぎてしまったり、
「アレはダメ、それはダメ」と指示や命令だらけの接し方をしてしまうと、
犬の「知りたい」とか「学びたい」と言う意欲を
失わせてしまう事にもなってしまいますから注意が必要です。

お散歩中、匂い嗅ぎもしないし排泄もしない・・・
他の人や犬を見ても興味を持たず、
ただ、ひたすら真っ直ぐ前だけを見て歩く・・

確かに誰にも迷惑もかけず、
飼い主さんも楽かもしれませんが、
「誰にも迷惑をかけない」と言う飼い主さんの「しつけ目標」が達成できた結果、
犬が社会に対して何の興味を無くしてしまったり、
誰ともコミュニケーションを持とうとせず、
暗い顔をして不安そうに・・つまらなそうに歩いているとしたら、
それは一体、誰の為の・・
何の為のしつけなのか?と思ってしまいますので、
時間を気にしてイライラしてしまうぐらいなら、少し早くお散歩に出かけたり、
誰も居ない野原などに出かけて、自由にのんびりと一緒に歩いた方が
よっぽど犬の好奇心や感受性は満たされ・・
感受性豊かな犬に育てられると思います。(^▼^)ノ
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