八方美人に気をつける

 2014-10-05
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飼い主さんの中には、
義理の父母から「きちんと犬のしつけをしなさい」と言われる一方で、
旦那さんからは「しつけなんて必要ない」と言われ、
近所の人も「しつけは大切よ」と言う人もいれば、
「もう少し大きくなれば落ち着くから大丈夫よ」
と言われて困ってしまったけど、
義理の父母には逆らえず、
ドッグトレーナーさんの所へ行ってトレーニング方法などを教わってみたものの、
家に帰って犬の顔を見ると、犬が嫌がっているし、
全く、言う事を聞こうとしないので、結局、可哀想になってトレーニングもできず、
全部が中途半端になったまま、
犬の行動の問題や周囲の人との関係性ばかりが悪くなってしまう・・
と言う悩みを抱えた飼い主さんは意外と多いと思います。

義理の父母と旦那さん・・・
トレーニングを推奨するドッグトレーナーさんと
トレーニングを嫌がる犬との間で
「どちらにも嫌われないように」と、
「しつけをする」と言いながら「しつけをする事ができない」ので、
結局、誰からの信用も失ってしまったり・・・

そうした「八方美人」的な考え方や行動をしてしまっている為に、
結局、全部が中途半端になってしまい、
自分の置かれている状況さえも悪化しているのが分かっていても、
やはり、「誰からも嫌われないように」と、
全員に良い顔をしようとしてしまう・・

そうした事を繰り返してしまうのは、
その人自身、「自己評価」や「自己肯定感」が低く、
自分の事を認めて貰う為・・
自分の事を嫌いにならないで貰う為に
つい、相手が気に入るような行動をしてしまうから・・
そんな風に「承認欲求」が強く、
他者から拒絶される事を極度に恐れてしまう人は、
「犬の為だから犬に嫌われてもかまわない」
とは思う事ができないのでしつけができない事は多いです。

・・かと言って、周囲の人に逆らう事も・・
「しつけができません」と自分の評価を下げる事も言えないので、
「やれます」とか「やります」と、
その場限りの嘘や言い訳を言ってしまい、
周囲の人から呆れられてしまうけど、
それがまた、その人の自己評価や自己肯定感を下げてしまう為、
それを回復させようと、安易な嘘を繰り返してしまう・・

でも、そうした自己評価や自己肯定感の低さは
その人のせいではなく、
親や周囲の大人も含めた環境の影響だと思います。

例えば「お前なんて生まれてこなければ良かったのに」と
親から言われ続けてきた事で、
子供が自分の存在価値に自信を持てなくなってしまう事は多いそうですし、
親が子供に「良い子」を求め過ぎてしまった為、
「誰からも嫌われないように」と頑張り過ぎる子になってしまったり、
親が「子供にはどうせできない」とか「どうせ分からない」からと、
過干渉気味に指示や命令をしてなんでも代わりに決めてしまった為、
子供は自分では何も決められない・・、
他人の言う事を聞いている時だけ安心感を得られる子になってしまったり、
親の言う事を聞いた時だけ愛情を与え、
親の言う事を聞かない時は愛されないなど、
「条件付の愛情」ばかりで「無償の愛」を受けてこなかった為、
他者に愛される為には他者の望み通りの人間にならなければ・・
と考える子になってしまうなど、
自分で自分の事を愛する事ができないので、
誰かに代わりに自分の事を愛して貰いたい・・
自分を必要として貰いたいと言う想いが強くなり、
そうして「自分らしく生きる事ができない人」になってしまう事も多いみたいです。

でも、周りの人の気持ちばかりを気にして
「自分らしさ」を押し殺していればストレスになりますし、
楽しい人生は送れないように感じます。

みんながみんな同じ意見なわけでも・・
同じように見て同じように考えるわけではないのですから、
誰かから嫌われるなんて当たり前の事・・
「自分らしく生きる」とは、
「誰かに嫌われる事」だそうですから、
自分らしく生きる為に誰かに嫌われる事を恐れない・・
「嫌われる勇気」を持つ事も大切だそうです。

生まれた時から自己評価や自己肯定感の低い子供は居ないと思います。、
殆どが周りの親や大人を含めた環境の影響によるものだと思いますので、
自己評価や自己肯定感を高める為にも、
周囲の協力・・特に、家族の協力はとても大切みたいです。

また、犬の中にも自己評価や自己肯定感の低い子は居ます・・
自分では何も決められず、何も考えられず、
飼い主さんの指示や命令がないと不安になる・・

何年もそうして生きてきた犬の習慣は、
なかなか、変えられない事も多いですが、
「愛情・安心・信頼」を与えてあげ、
犬がそうした事を実感できるようになると、
徐々に自分で考え、自分の足で歩くようになって行く事は多いです。

そうした時に、飼い主さんがその行動を認め、
応援してあげる事で犬の自信は育って行くと思いますし、
自信を持つ事で行動範囲がさらに広がり、
それがまた、犬の自信につながって行くと思いますので、
犬に対して指示や命令をし過ぎない事・・
犬に良い子になる事を求めすぎない事・・
愛情をチラつかせてコントロールをしようとしない事・・
犬自身に考えさせ、判断させ、行動させつつ、
それを認め、応援する事で犬の自信を育てる事が
とても大切ではないかと思います。(^▼^)ノ
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