行動を罰するよりも、犬の気持ちをどう動かすか?が大切

 2014-09-10
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犬を叱る時、単に名前を呼んでいるだけ・・
と言う飼い主さんも多いのではないかと思います。

飼い主さんが犬の名前を呼ぶのは
「あなたに言っている」とか
「あなたは間違っている」と言う部分を強調したいからだと思いますが、
犬からしてみれば、怒られた事は分かるけど、
「何がいけないのか?」とか
「では、どうしたら良いのか?」と言う部分を教えて貰えない・・

分からないから結局、また、同じ事をしてしまい、
その度に名前を呼ばれて怒られるので、
名前が大嫌いになり、
段々と呼ばれても反応しなくなってしまう・・
と言う事は多いと思います。

でも、これがもし、職場だったらどうでしょう?
作業をしていたら、
急に「○○君!?」と大声で呼ばれてビックリしたけど、
何で呼ばれたのか?
何がいけなかったのか?を教えて貰えないので、
何で怒られたのかが分からない・・

そんな風に理由も分からないまま
叱られる事が続いたら不安になりますし、
「いつ、名前を呼ばれるか?」とドキドキして
仕事どころではない・・となってしまうと思います。

ですから、叱られた理由や「どうしたら良いか?」を
順序だてて分かりやすく伝える事は大切だと思いますが、
犬が相手だと言葉が通じないので教え方が分からない・・
どう伝えたら良いのか?が分からないので、
「名前を呼ぶ」と言う所で終わってしまう事も
多いのではないかと思います。

そう考えると、問題は犬の行動と言うよりも
飼い主さんが「どう教えたら良いか?」を学ぶ事かもしれません?

犬に正解を教えようと思った時、
まず、必要なのが「何をどう教えるか?」と言う
明確な方針を飼い主さんが決めてあげる事だと思います。

もし、飼い主さんが自分に自信が無く、ルールが徹底できなければ、
犬は自分勝手に行動してしまいますし、
逆に飼い主さんが気分次第でルールをコロコロと変えてしまえば、
犬も基準が分からなくて混乱し、飼い主さんへの不信感が増大して
その場合も言う事を聞かなくなって、
自分勝手に行動し出してしまう事は多いと思います。

また、「教える」と言うと「間違ったら叱る」とか
「やらなければ叱る」など「罰主体」になりがちですが、
そう言う教え方だと、叱られる事を恐れて自分から行動しなくなったり、、
「叱られないとやらない」とか
「叱る人が居ないとやらない」と言う風になってしまいがちなので、
褒めたりオヤツを使ったりして
「正解の行動をした方がメリットがある」
と犬の自主性に働きかけるようにしてあげる・・
「やってみよう」と言う「やる気」を引き出せるような
教え方をしてあげるのが良いと思います。

その為には、正解を教えた後はなるべく指示や命令を控え、
犬自身に「やらせてみる」事も大切です。

飼い主さんだって、トレーナーさんの指示や命令に従っているだけ・・
単に言われた事をしているだけでは、大きな失敗はないかもしれませんが、
教わった通りの結果・・
単なる「確認作業」となってしまう事は多いと思います。

しかし、トレーナーさんが「自由にやってみて」と言ってくれた事で
今まで教わった事を基本にして自分でやってみたら、
難しい部分もあるけれど、挑戦し、工夫し、乗り越える事で
今までにはない楽しさや充実感・・
「自分にも出来た」と言う自信につながった・・
と言う事はあると思います。

仕事で部下とコミュニケーションをする時の基本は、
「部下の話を良く聴いて、気持ちを理解する事」だそうです。
言いたい事は色々とあるけれど、
まずは積極的に部下の話や気持ちを聴く・・
そして、それに対して身振りや手振りを交えて
分かりやすく、具体的に伝えるようにする・・
説教はしない・・怒鳴り散らさない・・
感情的にならない・・笑顔を忘れない・・
と言う事が大切だそうですが、
それは、犬に対しても同じだと思います。

「犬が相手だから」と言って特別な事はなく、
犬の表情やしぐさなどを見ながらきちんと気持ちを聴いてあげ、
その上で分かりやすく、具体的に教えてあげるようにするのが
良いのではないかと思います。(^▼^)ノ
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