記録を残してみる

 2014-08-13
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「ウチの犬は飽きっぽくて、ジッとしている事ができず、
 すぐにどこかへ行ってしまうので
 何かを教えようと思っても教える事ができない」

そんな悩みを抱えている飼い主さんも多いかと思いますが、
そうした場合、
「ジッとしていられない」とか「どこかへ行く」
と言う行動だけを見てイライラするのではなく、
そうした行動の「事前のできごと」や
その行動に伴う「結果」に注目してみる事も大切だそうです。

犬は「メリット」と「デメリット」を考えて行動していますので、
例えば、教える時に叱ったり怖がらせたりしていれば、
犬は「教わる=嫌な事」と関連付けてしまい、
飼い主さんが何かを教えようとすると
「嫌な事が起きる」と聞こえないフリなどをして逃げようとする事は多いです。

また、逃避をしつつも飼い主さんの事を
チラッと目で確認しているなら良いですが、
遠くへ行って背中を向けて寝ている・・と言う場合は、
飼い主さんが叱り過ぎているかもしれませんので、
しばらく、叱ったり指示や命令を控え、
一緒に楽しく遊ぶ事から始めてみるのも良いと思います。

そして、一番、肝心なのが、犬のそうした行動により
どう言う結果になったか?です。
「犬がジットしていられないから・・」
「犬が言う事を聴かないから・・」と、
犬が「そうした行動をすれば嫌な事から逃れられる」
と思わせてしまえば、ますます、
飼い主さんの言う事は聞かなくなってしまいますので注意が必要です。

多くの飼い主さんが、犬の問題行動で悩んだ時、
しつけ本を読まれたと思いますが、
「しつけ本を読んでも結果が出なかった」
と言う事は多いと思います。
それは、「しつけ本」が万人向けに書かれており、
殆どの飼い主さんに当てはまり、
ある程度の効果が得られる反面、
効果が表面的でしかなかったり、
自分が今、どの段階で、次は何をすれば良いのか?
が分かりにくいと言う事は多いと思います。

ですから、その子の環境や特性に合わせて「学習プログラム」を組み、
成長に合わせて修正したりアレンジを加えたりする
「オーダーメイドの学習プログラム」を実行して行く事が
一番ではないかと思います。

その為に「記録をしてみる」と言うのも良いかもしれません?

「逃避行動が起きるのは教えようとしてからどのくらい後か?」
「事前の出来事・・例えば何を教えようとしていたか?」
「その時、犬はどんな行動をしていたか?」
「その行動でどう言う結果になったか?」

ーと言う風に、犬がどう言う行動をしてどう言う結果になったか?
そうした事をメモに書いて「記録」しておく事で、
犬がそうした行動をする理由や
きっかけなどを推測しやすくなると思います。

意外と部屋の中に「おもちゃ」などが置いたままになっていたり、
窓から外が見えていたりと、
飼い主さんとの学びよりも気になるものがある為に
犬が集中できない事もあったりしますし、
また、犬がどこかに行ってしまう事で飼い主さんが慌てたり、
追いかけたりしてくれるのが楽しいので
そうした行動をしている事も多いです。

そうして犬を観察し、記録し、
記録を見返す事で原因が推測できたら
今度は対策を考えます。

例えば、教わる内容が嫌で逃げているのなら、
教える内容のレベル、分量、内容を見直してみる・・
犬に対するヒントをどれくらい与えるか?
犬のやる気をうながす為の「動機(おやつなど)」を考えたり、
外の音や人の姿など周囲の環境に原因がありそうなら、
雨戸やカーテンを閉めて外の音や刺激を遮断して
集中できるようにしてあげる・・

また、犬を叱ったり脅したりなど、
学習が嫌になってしまうような事は止め、
犬がちょっとでもやる気を見せたら、
沢山、褒めておやつを与えるなど、
気持ちを盛り上げてあげる事も大切だと思います。

トレーナーさんによってやり方や指導方法は異なる事は多いですが、
専門家は記録をとって自分の指導内容が適切であったかどうか?
を確認しつつアドバイスをされる事も多いそうですから、
プロのトレーナーさんに教わっている場合などは特に、
そうして日常の細かな情報を伝え、意見交換をする事で
より効果的なアドバイスを
受けられる事もあるのではないかと思いますし、
プロの教えを受けていなくても
そうした記録から、自分の犬の好きな事、得意な事など、
今まで知らなかった新たな面が見えてくるかもしれませんし、
記録を見返す事で自分の犬の成長度合い・・
見直すべき所・・考えなければならない所など、
気付きや反省点も見つかるのではないかと思います。(^^)
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