「動機付け」について考えてみる

 2014-08-10
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「学習」は「環境作り」も大切ですが、
何よりも重要なのが「学ぶ」と言う事に対する「動機付け」だそうです。

「動機」とは「何かを始める為の原動力」・・
学んだり行動したりする「労力」に勝る「メリット」です。

それ程、重要な事だと思いますが、
意外とそうした事について考えない・・
考えた事もない・・と言う飼い主さんも多いのではないかと思います。

ちなみに具体的な「動機」と言うと、
「おやつ」とか
「飼い主さんに褒められたいから」とか
「飼い主さんと何かをするのが楽しいから」
などがあると思います。

勿論、犬によって「動機」は違いますし、
こうした「動機」は「何かを得る為のもの」・・
「何かを得る為の動機」となりますが、
意外と多くの飼い主さんが使っているのが、
「マイナスを避ける為の動機」だったりします・・・

「マイナスを避ける為の動機」とは、
「叱り」「脅し」「痛み」など、
犬にとっては「マイナス」の刺激を避ける為に行う事・・

「嫌な事」をされない為に・・
仕方なく飼い主さんの指示や命令に従いますが、
そうした事を続けていると
「叱ったり、脅したり、叩いたりしないと言う事を聞かない犬」
になってしまう事も多いですので注意が必要です。

「じゃあ、叱られたくなければ
 そうした問題行動をしなければ良いのに!」
と飼い主さんは考えますが、
犬からしてみれば
「正解」を教わっていない為、気づかない・・
と言う事は多いですし、
それに、「マイナスの刺激を避ける為に嫌々、行動している」では、
犬に最も教えてあげたい
「学習への興味」や「自発性」を育てる事ができず、
「考えて行動する」と言う積極性も見られなくなってしまう為、
動かない犬に対して、結局、飼い主さんの方が
「この犬は叱らなければ動かない」となってしまい、
「マイナスのスパイラル」に陥ってしまう事は本当に多いですから、
「マイナスの刺激で犬を動かす」と言う事について、
もう一度、考えてみるのも大切だと思います。

学校教育などでは、教育とは子供を椅子に座らせ、
大人しく授業を受けさせる事と言う感じですが、
その結果、多くの大人が
「勉強とは我慢して嫌々、するもの」
と思ってしまっている事も多いと思います。

また、そうした「勉強」の為の「動機」が
「良い成績」や「良い学校に入る為」であったりする為、
学校を卒業した途端、一切、勉強をしない・・と言うのでは、
本来の「教育」の意味とは大きくかけ離れてしまっているようにも感じます。

また、飼い主さんが親や先生から、
叱られたり、怒鳴られたり、嫌味を言われたりと、
「マイナスの刺激」を回避する為に勉強してきた・・
「どうしようもなく困ったら仕方なく動く」と言う感じだったりすると、、
ついつい、自分も犬に対して「叱り」など「嫌な事」など、
「マイナスの刺激」を与えて思い通りに動かそうとしてしまう事も多いですが、
その結果、「困らないと動かない犬」
になってしまう事も多いですので注意が必要です。

そうならない為には、
犬を褒めたり、おやつを与えたりして、
自発性や積極性を伸ばしてあげるのが良いと思います。

中には「食べ物がないと動かない犬になる」と、
「動機」としての「おやつ」に
強い抵抗感を感じられる飼い主さんも多いと思いますが、
「おやつ」を「ごほうび」として与える事は
「応用行動分析学」の指導にも記されているそうですし、
結局は使い方の問題・・・

叱られたり脅されたりと、いやいや学習をさせられるよりも
おやつなどを使って楽しくのびのびと学んで行った方が、
結果的には、より高い集中力と興味を持って、
色々な事を学び、取り組んでくれるようになると思います。(^▼^)ノ
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