犬の心の育て方を日常の中に

 2014-06-14
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「犬の心を育てる事」・・
それについて最初に興味を持ったきっかけは?と言いますと、
ちょっと前に犬のしつけの世界で流行していた
「叱らないしつけ」に疑問を感じたからです。

「犬の叱らないしつけ」を推奨する人の中には、
「どんな理由があるにしろ、絶対に犬を叱ってはダメ」と主張していて、
中には「犬に家具を齧られてボロボロにされたとしても叱りません」
なんてトレーナーさんも居たり・・

「それでどうやって犬の行動の問題に対してアプローチするのだろう?」
と思ったのですが、
そもそも、「犬を叱らない」と言う主張の根拠として語られているのは、
「犬のストレスが・・」とか「海外では・・」と言った事ばかりで、
統計的な・・具体的な裏づけがある感じでもなく、
その理由を調べようと思って本屋さんに行っても、
そこで売られているのは「叱り」を基本としたしつけであり、
「心」の育て方や「心」について書かれている犬の本は殆ど無い・・
と言う感じでした。

しかし、たまたま、育児書の棚を見てみると
「叱らないしつけ」と書かれた本があったのでそれを読んでみた所、
そこに書かれていた内容は「犬の叱らないしつけ」とは逆で、
子供を叱る事は悪い事では無く、
子供に「して良い事」と「してはいけない事」を教える為・・
ルールや我慢・・善悪を伝える為に「叱りは必要」とまで書かれていましたし、
「叱らないしつけ」と言う題名の理由も、
「子供の為の叱らないしつけ」では無く、
「叱る事」は母親のストレスを高めてしまう為、
まずは叱らなくて済むような工夫をしましょう。と言う感じでした。

こうした考え方は、この本だけではなく、
自分が読んだ子育ての本の殆どが同じスタンスで書かれていましたし、
今までの「犬のしつけ」のような・・
犬の行動の問題で悩み、苦しんでいる飼い主さんに対し、
「こうでなければ」とか「これをしては絶対にダメ」と
今までの飼い主さんの育て方を否定してしまうような書き方ではなく、
「親も子供も否定しない」と言う子育ての本はとても良いと感じました。

しかし、そうは思っても、
自分自身・・今までの考え方・・
接し方はなかなか抜けませんでした。

頭では分かっているし知識として持ってはいても、
それが、習慣化していないと急にはそうした考え方が出てこない為、
結局、いつもと同じように犬を叱ってしまったり、
上下関係的な視点で犬を見てしまったりする事も多かったです。

その為、ブログで毎日、書く事によって、
そうした「子育て」の考え方を自分自身に「習慣つけ」するようにしたのです。

人間の思考と言うのは、簡単に変えられそうで、
実は「考え方」も「習慣」となっており、
思い出しやすい情報を重視し、
自分の信じている情報を肯定するような情報を選択し、
すでに持っている「考え方」に影響される為、
考え方を変えるのはとても難しい事は多いようです。

実際、飼い主さんの中にも、
犬を育てる時に「ああするべき」とか「こうであるべき」と
決め付けて考えるべきではない・・
自分の考えを他者に押し付けてはいけない・・とは分かっていても、
普段の日常生活の中で自分自身、
「ああするべき」とか「こうであるべき」と考えてしまっていると、、
犬と接する時もそうした考え方になってしまう事は多いと思いますし、
「リーダー論」的な・・
「犬は自分より上か?下か?」と言うような考え方だと、
つい、指示や命令口調になってしまう・・とは分かっていても、
職場や友達との対人関係において、
「私とあなたのどちらの立場が上か?下か?」
と言うような「縦の関係」で他者を見ていると、
犬に対しても「縦の関係」で見てしまう事は多いと思います。

ですから、子育て的な考え方を自然にできるようにする為には、
日常の生活の中に「犬を育てる考え方」を取り入れてみる。
と言うのも良いのではないかと思います。

「相手の考えを否定しない」
「「こうあるべき」とか「こうでなければ」と決め付けない」」
「相手の言動の理由・・行動の意味を考える」
「できる、できないの中間・・努力する事に価値を見出す」
「相手を尊重し「ありがとう」と言う感謝の気持ちを大切にする」
「教えてから黙って見守る」

などは、日常生活のコミュニケーションにも役立つと思いますし、
個人的に「子育て流の考え方」になって良かったと思う点は、
他者からバカにされたりと攻撃的な事をされた時、
感情的にならず、
「この人はどうしてこう言う事を言うのだろう?」
と冷静に考える事ができるようになった事です。

これは普段、犬に吠えられた時に
「どうしてこの犬は吠えているのだろう?」
と冷静に犬の気持ちを考えるようになったからだと思います。

「犬の為の勉強」とか「犬を育てる為の知識」と、
犬と自分の日常を切り離して考えてしまう事も多いと思いますが、
日常の中に持ち込む事によって、
そうした考え方が自然に・・
当たり前のように思い浮かべる事ができる・・
習慣化できるのではないかと思います。

「子育ては自分育て」と言いますが、
犬を育てる事を通して自分自身を見直してみるのも
大切な事ではないかと思います。(^▼^)ノ
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