それは誰の「課題」か?

 2014-06-13
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犬の「心」を育てる事はとても大切だと思いますが、
犬よりも飼い主さんの方が熱中してしまい、
犬の頑張りや成長を「自分の目的」としてしまうとしたら、
それは、ちょっと違うかもしれません?

中には「犬の為に」と使命感に燃え、
指示や命令で犬が適切な行動がとれるように誘導し、
トラブルを回避してあげる・・
そんな日々は飼い主さんとして充実しているかもしれませんが、
そうして、飼い主さんの重要度が増せば増す程、
犬は飼い主さん無しでは居られなくなり、
一人では何も出来ない犬になってしまうかもしれないのです。

まぁ、飼い主さんによってはそれが「目的」となってしまい、
意識的にか無意識かは分かりませんが、
犬が自分から離れてしまわないように・・
犬を甘やかし・・
犬の問題を全て代わりに解決してあげる事で自分の重要度を高め、
犬が何も出来ない存在にさせて親離れをできないように・・
いつまでも自分を必要とするように
干渉し続けてしまう事もありますが、
「しつけ」とは本来、
飼い主さんが居なくても自分の力で考え、
問題を解決できるような知識やスキルを与えてあげる事・・
自分の足で歩いて行ける様に導いてあげる事だと思います。

まぁ、そんな風に犬がまだ「できない事」や
「分からない事」があった時はそれをできるように・・
分かるように教えてあげる事は
飼い主さんの「課題」かもしれませんが、
教えた事をやるか?やらないか?は、
犬の「課題」だと思います。

ここはちょっと難しい所なのですが、
例えば、
「時間にルーズで、毎朝、起こしてあげないと
 子供が学校に遅刻をしてしまう」と言う場合、
それは「誰の課題か?」を考える・・・

僕の考えとしては、
時間を守る事の大切さ・・
社会のルールを守る大切さを教えるのは「親の課題」だと思いますが、
それを聞いて「起きるか?起きないか?」
「起きる為にどうしたら良いか?」
「遅刻した事でどう言う結果になるか?」
は「子供の課題」だと思います。

「子供が可哀想」と言う意見もあるかもしれませんが、
もし、子供が「どうしたら起きれるかな?」と聞いてきたら
親なりのアドバイスを伝えてあげれば良いと思いますが、
子供の考えや意向を無視して「変わる事」を強要した所で、
それは親側の「こうであるべき」と言う考えの押し付けになってしまい、
結局は反発を生んでしまうか、
子供は「自分の課題」を「親の課題」だと勘違いし、
「なんで起こしてくれなかったんだ!」と
文句を言うようになるのではないかと思います。

そんな感じで対人関係のトラブルは、
「そんな風に考えるんじゃない」とか
「もっとこうしなきゃダメだ」と言う風に
他者の「課題」に勝手に踏み込む事で起こる事は多いそうです。

ですから、飼い主さんにできる事は、
犬が自分の力で考え、判断し、行動しなければならない環境を作り、
あとは、それを見守りつつ、
犬がどうしても乗り越えられない時や
怪我をしてしまいそうな時はサポートをしてあげるだけ・・
と言う方が良いのかもしれません?

勿論、最初は考える力も未熟ですし、
考えた結果、どうなるか?と言う見通しもできませんので、
そこにメリットを見出せず、積極的に経験しようとは思いませんので、
まずは、考える事の楽しさを教えてあげ、
考える事が楽しくなってきたら、
あとは、それを毎日、少しずつ行い、
「考える」と言う習慣を持たせてあげるのが良いと思います。

中には「課題」を前にして「勇気」が持てない犬も居ると思いますが、
何が分からず、どのような時に困っているか?
勇気を持たせてあげる為にはどんなサポートが必要か?
サポートする事でやる気を失わせないか?
を考えてあげ、最初はほとんど、飼い主さんがサポートしていたとしても、
「自分の力で解決できた」と思わせてあげ、
自信を育ててあげるのが良いそうです。

そうして、犬が自分の課題と向き合い、
「自分の行動で結果を変える事ができた」と学ぶ・・
そうした経験の積み重ねが、問題が起きた時に
「どうしたら良いか?」と考える習慣がつき、
現状を変える力・・
「変える事ができる」と言う「自信」につながって行くと思いますので、
どれが「飼い主さんの課題」で何が「犬の課題」か?
を考えてみる事も大切ではないかと思います。(^▼^)ノ
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