「弱さ」を武器にさせない

 2014-06-06
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ニホンザルも男の子は成長すると母親から離れて行きますが、
女の子は歳を重ねても母親のそばに居て、
年下の弟妹の面倒を見るのだそうです。

ただ、そうは言っても、お姉ちゃんも自分の事を優先させてしまう為、
末っ子はなかなか、自分の思い通りに行かない事も多いそうです・・
そんな時、母親を味方につける事で年上で身体も大きく、
怖くて力の強い姉よりも上の立場になろうとする・・
人間の「きょうだい間」でも見られる事ですが、
下の子が上の子のオモチャを横取りしておいて、
上の子から怒られたり、叩かれたりしたら、
チャンスとばかりに母親の所へ行き、
自分の非は伝えずに上の子の非だけを伝えて母親を味方につけ、
まんまと上の子のオモチャを手に入れる・・

「末子優位の原則」と言うそうですが、
「弱さ」をアピールする事で、
有利な立場や高いメリットを得ようとする動きは犬にも見られ、
特に多頭飼いの場合、
上の子が遊んでいるおもちゃを下の子が物欲しそうに・・
寂しそうに見る事で、
飼い主さんが「可哀想だ」と上の子に我慢をさせ、
上の子が遊んでいたおもちゃを
下の子に与えてしまう事もあるかもしれませんが、
そうする事で多頭飼いのバランスが崩れ、
犬同士の仲が悪くなる事もありますので注意が必要です。

「何かあると、すぐに抱っこをせがむ」
「嫌な事があると狭い所に入って出てこない」
「ちょっとでも嫌な事があるとごはんを食べなくなる」
など、「弱い姿」を見せる事で
飼い主さんの庇護を得ようとする犬は多いですし、
飼い主さん側としても、
「自分に頼ってくれて嬉しい」とか、
「自分を必要としてくれる事に充実感を感じる」など、
つい、かばってしまいたくなりますが、
犬の方はそれを分かってて、あえて、そう言う行動をしている・・
本当は、たいして怖くもないのだけれど、
そうした姿を見せた方がメリットがあるので、
そうした姿を頻繁に見せるようになる事も多いです。

人間の場合も「自分はこんなにダメな飼い主だ」と、
自分の「弱さ」や「ダメさ」をあえてアピールする飼い主さんも居ますが、
謙虚なように見えて、意外とそう言う人ほど
アドバイスを貰ってもやろうとしない事は多いです。

アドラー心理学では、
「弱さ」をアピールする事で、
逆に「自分の事を責めないで欲しい」と周囲を牽制している・・
自分に得があるからそうした発言をしているそうで、
「病気」とか「境遇」など「不幸自慢」をする人も同じで、
そうする事で、グループの中で「特別な存在」になろうとしている・・
「不幸である」と言う理由で人から注目を集め、
上の立場に立とうとしているかもしれないのだそうです。

また、周囲がなぐさめの言葉をかけようとすると、
「あなたには私の気持ちなんて分からない」と言い放つ事で、
もう誰も何も言えなくなる・・

自分がいかに不幸で・・
いかに苦しんでいるか?を訴える事によって、周囲の人を心配させ、
相手の言葉を束縛し、その場を支配しようとする・・・

しかし、そうして「弱さ」や「不幸」を武器にしている限り、
その人は永遠に「弱さ」や「不幸」を手放す事ができなくなるそうです。

でも、それは犬も同じだと思います。
勿論、「弱さ」が悪いとか、弱くてはいけないと言う事ではありませんし、
犬が怖がっていても「助けない」と言う事では無く、
犬が「弱さ」を武器に使い始めたら相手にしない・・
「弱さを武器にする事」にメリットを与えてしまうと、
犬は「弱さ」を手放せなくなり、自分の「弱さ」を克服できないし、
克服しようとも思わなくなります。

飼い主さんがどんなに犬に経験の場を与えても、
「弱さ」を武器にしている限り、
経験をしようとすら思わないのでは問題ですから、
飼い主さんが接し方を変えて、
「弱さ」を武器にしようとしたら相手にしない・・
「弱さ」を武器にさせない・・とする事で、
少しずつ、自分の足で歩いてくれるようになると思います。(^▼^)ノ
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