犬の選択肢を増やしてあげる

 2014-05-28
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母親が育児についての相談に来て、

「息子は日ごろから乱暴で言葉使いも悪く、
 周りからも嫌われているようで友達もできない・・
 「もうちょっと落ち着いたら?」とか
 「優しくしなさい」と何度も言っているんですけど、
 全然、聞いてくれなくて・・
 本当に自分勝手な性格でどうしたら良いものか・・」

と話されたそうですが、
ここから母親がどう言う風に子供の事を見ていて、
どうして子供に伝わらないのか?が見えてくるそうです。

まず、「日ごろから乱暴」とか「言葉使いが悪い」とか
「周りからも嫌われているようで友達もできない」
と言うのは、母親の主観だそうです。
自分の印象と客観的な事実がごちゃ混ぜになっていて、
ここからは子供が実際にどう言う言葉使いをし、
どんな行動をしているのかが分かりません・・・
また、「落ち着きなさい」とか「優しくしなさい」と言うのは、
抽象的過ぎて子供には理解できない事も多いそうです。
実際、9~10歳頃までの子供は抽象的な事は理解できず、
現実として目の前にある具体物や
自分が経験した事でしか考えられないそうですから、
「優しい」と言う行動を母親が実際に普段の生活の中で
見せてあげるのも良いそうですし、
他にも「何度も言っている」と言うように、
効果が望めない教え方をダラダラと続けるのは、
お互いにとってストレスになりますので、
子供の理解度を観察し、
理解ができてないようなら理解できる所まで一度、戻るか、
もっと噛み砕いて説明するか、
他の方法で教えてあげる方が良いそうです。

そして、「自分勝手な性格」と言うように、
子供の行動の問題を性格のせいにしない事は重要だそうです。
そもそも、「乱暴な性格」とか「引っ込み思案」と言う風に、
「性格が悪い」と言われても子供は改善しようとは思いませんし、
何より「性格」のせいにしてしまう事で、
「性格だから仕方がない」と親の側も
問題を責任転嫁してしまったり、
あきらめてしまう事も多いそうですので、
「性格」のせいにするのではなく、
「自分をコントロールする力がまだ未熟」とか
「他人の気持ちを考えるスキルがまだ未熟」と言う風に、
できなかったり、知らない事は
教えてあげるようにした方が良いみたいです。

でも、これって、犬と飼い主さんにも言えますよね?
「吠えたからダメ」とか「言う事を聞かない」など、
飼い主さんの主観のみで犬の行動の問題を語られてしまう事は多いですけど、
その時に自分の犬がどこを見ていて、どう言う風に吠えたのか?
客観的に見た、自分の犬の行動を説明して貰おうとすると、
実は見ていなかった・・と言う事も多いですし、
犬を叱る時も「早くしなさい」とか「いい加減にしなさい」など、
抽象的な言葉ばかりで「具体的にどうしたら良いか?」を
教えてあげられていなかったり、
叱っても叱っても効果が無いと分かっていても、
結局、また、同じように叱ってしまったり、
犬の行動の問題を「犬種」や「性格」のせいにして
しまっている事も多いのではないかと思います。

ですから、問題の解決方法も同じように、
犬が知らない・・分からなければ教えてあげる・・
犬が間違った正解を覚えていたら、正しい知識を教えてあげ、
自信が無いようなら、自信を育てるような言葉かけをし、
犬が困っていたらきちんと助けてあげるのが
良いのではないかと思います。

そうして、色々な事を教えてあげると、
何かあると「吠える」と言う行動しかできなかった犬が、
犬に吠えられた時に草の匂いを嗅いで
「スルー」ができるようになったりする事は多いですし、
犬に知識を与え、選択肢を増やしてあげる事で、
犬も飼い主さんもより楽しく暮らせるようになるのではないかと思います。(^▼^)ノ
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