仔犬の気質テスト?

 2014-05-14
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「科学的な根拠は無い」とか
「子供同士の差別に使われる」などと言われているものの、
まだまだ「血液型性格判断」は根強い人気があります。

神経質、マイペース、おおざっぱ、
優柔不断、二重人格、などなど、
勝手にラベルを貼って決め付けられるのは嫌なものですが、
どこか思い当たる部分があるのは、
「バーナム効果」と言って、
実は誰にでも当てはまるような事が書かれていたり、
小さい時から「血液型性格判断であなたは○○ね」
と言われ続けてきた事で、
実際に言われた通りの性格になってしまう・・など、
人間は知らず知らずのうちに
環境や他者の影響を強く受けているからと
言うのもあると思います。

では、犬の場合はどうでしょう?
犬が問題行動を起こした場合、
「遺伝だから」とか「犬種だから」とか
「性格だから」とか「頭が悪いから」と言われる事は多いですが、
「生まれつき」のものなのか?
「環境の影響」なのか?を判断する為に、
まずは「気質」について考えてみるのも良いと思います。

「気質」とは、生まれてからすぐに現れる赤ちゃんの個人差だそうです。
トーマスとチェスが生後2~3ヶ月から小学校にあがるまでの
人間の子供の行動の特徴を調べた研究によると、
それぞれ9つの「気質」の違いが見られたそうです。

(1)「活動性」
手や足を活発に動かしている時間と不活発で動かない時間など、
身体の動作の激しさやその度合い、動かしている時間の比率などの違い。

(2)「生理的な規則性」
食事や排泄、睡眠などの欲求や行動が規則正しく行われているかどうか?

(3)「新規な刺激に対する接近・回避の傾向」
知らない人が来た時や新しい状況や物事に対する最初の反応・・
泣いて逃げようとする子か?
ニコニコとして近寄ろうとする子か?

(4)「順応性」
環境の変化に適応しやすいかどうか?

(5)「反応の強さ」
外的な刺激や内的な刺激に対する反応がどれくらい強いか?

(6)「敏感性」
食べ物が変わると食べなくなるなど・・

(7)「機嫌の良さ」
快・不快の刺激をどれくらい感じやすいか?
快・不快の感情をどれくらい直接的に表現するか?

(8)「行動の可変性」
ある行動を変化させたり、やめさせたりする為に、
どれくらい強い刺激が必要になるか?

(9)「注意の幅と持続性」
注目する時間や範囲と持続時間・・
そして、それを妨害された時の執着度

さらにそこから
「扱いにくい子供」
「扱いやすい子供」
「エンジンがかかりにくい子供」
と言った3つのタイプが居る事が分かったそうです。

ちなみに
「扱いやすい子供」とは、睡眠や食事、排泄が安定していて規則的であり、
機嫌が良く精神状態が安定している・・
好奇心が強く、新しい環境に対する適応力が高い子を言い、
「扱いにくい子供」とは、睡眠や食事、排泄が不安定で機嫌が悪く、
精神状態も不安定(感情的に怒りやすいなど)。
好奇心が低く、環境が変わると不安を感じて逃避しようとし、
環境に愛する適応が遅い子を言うそうです。
「エンジンがかかりにくい子供」は、
引っ込み思案で新しい事に慣れるのは苦手だけど、
睡眠や食事、排泄は安定していて規則的であり、
普段の機嫌は良く精神的にも安定している子を言うそうです。

まぁ、今は「扱いにくい子供」ではなく、
「育てがいの子供」と考えられていますが、
犬の場合も「仔犬の気質テスト」など、
「気質をテストして良い犬を選びましょう」と言う考え方がありますし、
「乱暴な性格だから」とか「内気な性格だから」など、
犬の問題をつい「性格」のせいにしてしまう事もありますが、
そうして「性格のせい」にしてしまう事で、
無意識に原因を「犬のせい」にしてしまっていたり、
責任転嫁をして問題解決に向けた関り合いを
しようとしなくなってしまう事もあるかもしれませんので
注意が必要だと思います。

まぁ、昔は「気質や性格は生まれつきで変化しないもの」とされ、
そうしたテストも重要視されていましたが、
今は本人の努力や環境の影響などで
「気質や性格は変化するもの」と考えられていますので、
「生まれつき」とか「性格だから」とあきらめず、
スキンシップやコミュニケーションを大切にして
楽しくのびのびと育ててあげるのが良いのではないかと思います。(^▼^)ノ
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