ロコ君が怒られる

 2014-04-20
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「アニマルプロテクション」さんから
一時預かりをさせていただいている「ロコ」君(推定2歳)です。

昨日は新杉田公園の「わんコミュレッスン」で、
人とも犬とも楽しく過ごせていましたが、
ロコ君も最初から犬と上手にできていたわけではなく、
うちの先住犬に協力して貰って、
コミュニケーションの練習をしたりしていました。


ある程度は先住犬も許していますが、
ロコ君があまりしつこいと怒ります。
でも、最初はなんで怒られたのか?が分かりませんので、
何度も同じ事をしては怒られ・・
そうする中で少しずつ、
相手との上手な距離感を学んで行くと思います。

犬語が分からず、犬の出すボディランゲージが読めない・・
犬語が話せず、相手の犬に真っ直ぐに突っ込んで行ってしまう・・
と言う犬も多いですが、
親元から早く離されたからもう手遅れ・・と言う事ではなく、
「どこまでしたら怒られるのだろう?」
「どうしたら良いのだろう?」
と言う事は実際に相手の犬と関り、観察し、経験する中で学習して行く・・
そうして、相手のボディランゲージを読み取れるようになると、
今度は自分もボディランゲージを出す事ができるようになる事は多いです。

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怒られてしまい、少し怖くなってしまいました。

こう言う姿だけ見ると、怒った方が悪いと考え、
先住犬に「怒ったらダメでしょう!」とか
「優しくしなさい!」と我慢を強いてしまう事もあるかもしれませんが、
そうして先住犬を我慢させてばかりいると、
今度は先住犬の方が「自分は飼い主さんに愛されていない・・」と思うようになって、
表情が暗くなり、愛情欲しさに問題行動を起こすようになったり、
嫉妬の気持ちが生まれて多頭飼いの不仲の原因になってしまう事もありますし、
逆に先住犬の方ばかりを可愛がり、下の子を我慢させてばかりいると、
同じように愛情欲しさから問題行動を起こすようになったり、
飼い主さんとではなく、よその犬とばかり関係性を求めるようになる事も多いですので、
犬同士を比べるのではなく、それぞれを独自に愛してあげる・・
「平等、平等」といつも一緒では無く、一対一の時間を作ってあげ、
100%の愛情を注ぎ、100%の愛情を受けていると感じられるようにしてあげると、
犬同士の関係も安定する事は多いです。

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おやつをあげていたら寄ってきました。
困ってはいるけど、本気で怯えた目はしていませんし、
本気で怖がっていたら、食べ物があっても寄って来れません。
ココで飼い主さんが大げさに騒いだり心配してしまうと、
「怖いフリをしていれば助けて貰えるんだ!」
と、間違った正解を与えてしまう事にもなりかねませんので注意が必要です。

実はここまで先住犬とロコ君を会わせて居ませんでした。
犬が犬を苦手としていたり、怖がっていたりすると、
沢山、犬に会わせて経験させないと・・
と言われる事も多いですが、
では、対人恐怖症の人に「ドンドンと人と会わなければダメ」と
無理やり人前に連れて行ったらどうでしょう?
余計に苦手意識が強まってしまったり、
自信を失わせてしまう事になると思います。

それは犬も同じだと思います。
犬が犬を苦手とする理由は「不安」や「恐怖」・・
「自信の無さ」から来ていると思いますので、
まずは人間との関係性を大切にしてあげる・・

犬が、
「自分は飼い主さんから大切にされている」と言う「愛情」を感じられるようしてあげる・・
「飼い主さんのそばなら大丈夫」と言う「安心」を感じられるようにしてあげる・・
「困った時には飼い主さんが助けてくれる」と言う「信頼」を感じられるようにしてあげる・・
そうして、「愛情・安心・信頼」の3つが満たされていると
「自分自身の存在に対する自信」・・「自己肯定感」が満たされて、
それが、社会に出た時に自分の足で歩いて行こうと言う「勇気」や
「自分は大丈夫」と言う「土台」になると思いますので、
犬同士で仲良く遊べるようになる為に、
まずは飼い主さんとの関係性を見直してみる事も大切ではないかと思います。(^▼^)ノ
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