犬を怖がらせて言う事を聞かせる?

 2014-03-23
01DSC00036

子供が親のいいつけや約束を守らない・・
欲しいものがあると子供がお店の中で
泣いたりわめいたりして手がつけられない・・
そんな時、
「約束を守らないと怖いお化けが来るよ!」とか、
「そんな事を言ってると怖いおじさんが来るよ!」とか
「店員さんに叱られるよ!」
と言って子供を動かそうとしている場面をよく見ます。

子供を怖がらせて言う事を聞かせる・・
そうした方法は手っ取り早くて効果も高く、
つい、多用してしまう事も多いと思いますが、
「怖がらせる事」に対する「子供の心への影響」について、
もっと考えてあげる必要もあるのではないかと思います。

勿論、それは犬に対しても同じ事・・・
まぁ、犬は「おばけが来るよ」とか
「店員さんに叱られるよ」と言っても分かりませんが、
その代わりとなる方法が犬の見えない所から「空き缶」を投げつける
「天罰方式」ではないかと思います。

「飼い主さんの言う事は聞かなくても
 超常的な恐怖なら犬も止める」とか、
「飼い主さんが叱るわけではないので、
 犬に嫌われない」など、
「天罰方式」のメリットばかり語られる事は多いですが、
そうして、空き缶などを投げつけて怖がりにさせると、
確かに犬は消極的で引っ込み思案になり、
飼い主さんの手を煩わせるような行動も減って扱いやすくなるかもしれませんが、
「自分の周りは不安で怖いモノだらけ・・・」となって精神的にピリピリしてしまい、
物音に対して過剰に反応したり、
知らない人や犬に対して警戒心が強くなってしまったり、
一人でお留守番ができなくなるなど、
積極的に何かをする事ができない・・
しようと思わない犬になってしまう事もありますので注意が必要です。

ですから「体罰」と同じぐらい
「恐怖を与えて言う事を聞かせる」と言う事に対して考える必要があると思いますし、
できる事なら「怖いから」など不安や抑圧によってイヤイヤ動く犬ではなく、
明るく積極的に行動できる犬になって欲しいと思いますので、
その為にも、まずは、
「怖い事があっても飼い主さんが守ってくれると言う「安全」な場所」
「飼い主さんのそばにいれば大丈夫と言う「安心」」
そして「飼い主さんに自分の気持ちを正直に伝えても大丈夫と言う「信頼」」
の3つを犬に与え、満たしてあげる必要があるのではないかと思います。

犬も育って行く過程で「楽しい」と感じる事・・
「不快」に感じる事があり、
それに反応して表現する事によって感性が磨かれて行くのだそうです。
そう言う意味で言うと、要求的な吠えも、
「自分の我を通したい」と言う素直な気持ちからの表現方法であり、
それを「ダメ」とか「間違っている」とか「吠えちゃダメでしょ!」と、
頭ごなしに否定してしまうと、
犬も「反応して表現すると飼い主さんに怒られる」と思うようになり、
段々と飼い主さんに隠れて行動するようになったり、
心が離れて行ってしまう事もあると思います・・

最近は「コミュ力」が重要と言われるようになってきましたが、
そうした「コミュ力」は、
飼い主さんが犬を怖がらせて一方的に自分の要求を押し付けていたり、
犬が飼い主さんに対して吠えたり噛んだりして、
一方的に要求している関係性では養われないのではないかと思います。

ですから、犬と飼い主さんとのやり取りの中で「交渉」をうまく取り入れる・・
「要求を通す為に我慢する」など、
犬が少しずつ自分の要求や感情をコントロールできるような・・
そんな育て方を考えてみるのも良いのではないかと思います。(^▼^)ノ
カテゴリ : トラックバック(-) コメント(-)
≪ トップページへこのページの先頭へ  ≫