結論と途中式

 2014-03-14
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マンガや小説などではキャラクターの「天才」と言う設定を印象付ける為に、
数学の問題などは見た瞬間に答えが浮かんでしまう・・
だから「途中式」を計算する必要が無く、
「途中式を教えてくれ」と言われても教える事ができない・・
と言うやりとりがあったりしますが、
でも、そうした事は、なにも「天才」でなくても
スポーツの世界などではよくある事ではないかと思います。

スランプを抱えている選手のフォームを見た瞬間、
何が問題なのかが分かる事があったりしますが、
それを教えられるかどうか?は、天才だから教えられないと言うよりは
「コミュ力」が低いから教えられない・・
と言う事も多いのではないかと思います。

スポーツなどは特に身体のバランスを要求される事が多いですが、
「身体のバランスが悪くてふらつく」と言う場合、
心理的な不安から、つい「視線が下を向いてしまっている」・・
だから、バランスが悪くなってしまっている・・と言う事も多いと思います。

そう言う時は視線を真っ直ぐ・・
前を向くようにアドバイスをするのが良いと思いますが、
だからと言って「前を見ろ」とか「下を見るな」と「答え」だけを教えても、
その場ではフォームが正しくはなるかもしれませんが、
その意味が分からないので違う場面ではやっぱり下を向いてしまったり、
逆に常に前だけ向いてしまうなど、
また、別の問題が起きてしまう事もあるのではないかと思います。

「名選手が必ずしも名監督になれるわけではない」と言いますが、
「自分が分かっていてできる事」と「それを相手にも伝える事」は別のスキル・・・
相手の気持ちを理解し、わからない事を共感したり共有する
「コミュニケーション能力」が必要だと思います。

ですから「子供に教えて」と言われても、
大人の方の「コミュニケーション能力」が低いと、
それを上手に説明できなくてイライラしてしまい、
「なんで分からないの?」とか
「どうしてこんな問題が解けないの?」と言ってしまったり、
それで子供が文句を言うと、
「口ごたえするな!」とか「自分で練習しなさい!!」と
子供の方を責めてしまう事もあるかもしれませんが、
そうして「分からない事を聞く事」で怒られたり責められてしまうと、
子供も聞くのが怖くなり、分からなくても「分かった」と言ってしまったり、
「途中式」をはぶいて「答え」だけを教えて貰おうとしてしまう事も
あると思いますので注意が必要です。

しかし、犬の世界でも「途中式」をはぶいて「答え」だけを
教わろうとしてしまう事は多いような気がします。

「リーダーウォーク」
「ホールドスティル」
「マズルコントロール」

などは、犬の問題行動の「解決法」だと言われていますが、
一方で「犬の問題行動が悪化した」など、色々と批判される事も多いです・・
でも、それは「答え」だけを教わろうとしたから・・
「どうしてそれをしなければならないのか?」とか
「自分の犬の行動の問題にはその方法が合っているのか?」
と言う部分を飼い主さんが理解していないまま行っていた・・
と言う事もあるのではないかと思います。

この犬はこう言う問題があり、
こう言う経緯があり、
その為にはどうしたら良いか?
を考えた結果、こうした方法を選択すると言うのなら分かりますが、
犬の行動に問題が起きたから、
とりあえず、この方法をやっておけば大丈夫と言う感じでは、
問題と答えが合っていないと言う事も多いのではないかと思います。

まぁ、個人的には、失敗した時に問題行動が悪化するリスクが高い方法よりも、
失敗しても問題行動が悪化する可能性が少ない
「褒めるしつけ」を選ばれた方が良いとは思いますが、
どぢらにしろ、犬に対して「答え」を教える事ばかりを考えるよりは、
「どうしてそれをやらなければならないのか?」と言う部分をもっと見つめ直したり、
それを犬に伝える為の「コミュニケーション能力」を高めると言う事を
考えてみるのも良いのではないかと思います。

勿論、犬が何も分かっていない場合は
「答え」を教えてあげる事も大切ですが、
そればかりでは、犬の「考える力」が育たないと思いますので、
一緒に考えてあげる事・・
共感や共有をする事も大切ではなのかと思います(^▼^)ノ
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