心を理論的に推測する

 2014-03-04
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何もしていないのに「犬に嫌われてしまう犬」も居ます。

犬が犬に対して、吠えたり唸ったりすると、
つい、吠えたり唸ったりした犬の方が悪いと決め付けてしまうかもしれませんが、
実は吠えられている犬の方が「マイナスの雰囲気」を出している為に
周りに居る犬がそれを嫌がって、吠えたり、唸ったりして止めさせようとしたり、
近寄ろうとしない・・と言う事も多かったりします。

「マイナスの雰囲気」・・
と言うと、オーラとかスピリチュアルっぽいですが、
人間だって怖がったり、不安がっている人を見ていると、
自分も怖くなったり不安になってしまう事は多いと思います。

「相手の感情に巻き込まれてしまう・・」
そんな風に「見ている相手の気持ちを鏡のように自分の心の中にも映してしまう」のは
「ミラーニューロン」が原因と考えられているそうですが、
もっと分かりやすく言うと、
「ミラーニューロン」とは「感情移入」の事を言うみたいです。

では、「犬は感情移入をするか?」と言いますと、
犬に気持ちを聞く事はできませんが、
飼い主さんが悲しそうにしていると犬も静かにしていたり、
飼い主さんが楽しそうにしていると犬も興奮して楽しそうにしたりするので、
「犬も感情移入をする」のではないかと思います。

こうした心の問題は「心の理論」と言われ、
このブログでも「犬にも心や感情がある」と前提して、
「犬が何を考え、どう言う風に感じているか?」について書いていますが、
では、そもそも犬は他者の気持ちを理解できるのでしょうか?

他者を理解する為には、自分と他者の違い・・
「自分と他者は違う存在」だと言う事を理解する必要があります。

「自分を自分」だと認識しているか?
その為の実験として「鏡に映った自分の姿を見せて、それがを自分だと分かるか?」
と言う実験があるそうですが、
人間でも2歳未満の子供は鏡に映った自分の姿を見ても、
それが自分だと分からない事は多いそうです。
2歳頃になって、ようやく半数の子供が、
鏡に映った自分を自分だと分かるようになり、
3歳で殆どの子供が鏡に映った像が自分だと分かるようになるそうです。

犬の場合は鏡に映った自分の姿を見ても、
逃げるか?威嚇するか?鏡の裏を確かめに行くか?
そして最終的には特に興味を持たなくなる事は多いと思います。

ちなみに、鏡に映った自分の姿を見て、
それが自分だと認識しているかどうか?の判定方法としては、
本人に気づかないように顔に口紅などで印を付け、、
それを鏡で見て、鏡を見つつも手は自分の顔へと伸びれば、
鏡に映った自分の姿を自分だと認識していると判断できるそうです。

自分以外の人や犬にも心があり、
その人や犬は、その人や犬なりの意図があり、
目的があり、意思があり、好みがあり、その人なりの考えがある・・
テレビドラマを見て、
「Aさんはきっとそう思っている」
 とBさんが推測している・・
 と言う事をCさんが想像している・・
と言う事を理解できるのは人間だけで、
残念ながら犬は人間のような複雑な心は理解できないみたいです。

だから、いくら飼い主さんが犬に対して「私の気持ちを分かって」と言っても、
難しくてそれを理解できない事は多いと思います・・
しかし、逆に人間は犬の気持ちを推測する事ができます。
犬と言葉でのやり取りはできなくても、
犬のしぐさや振る舞いを観察し、
いくつかのステップを踏んで推測する事によって
犬の考えている事を理解する事ができる・・
人間は言葉が通じない動物とでもしぐさや振る舞いから
「心」を理論的に推測してあげられるだけの能力が備わっていると言う事だと思いますので、
そうした犬の気持ち・・「感情移入」をしてあげる事で、
犬の不安を解消してあげられるきっかけになるなど、
より仲良く・・分かり合えるようになるのではないかと思います。(^▼^)ノ
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