知恵と知識

 2014-02-15
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「犬に教える」と言う事の中には、
「知識を与える事」と「知恵を育む事」があると思いますが、
どちらかと言うと「色々な事を覚えさせる」と言う
「知識」を与える事ばかりに意識が行き、
その知識を使って、
犬がどう考え、判断し、正解の行動を導き出せるようにしてあげるか?
には、あまり意識が行かない事もあるのではないかと思います。

勿論、「知識」は重要です。
でも、人間だって「それ知っている」とか「それ、やった事ある」と、
沢山の「知識」を持っていたり、
「資格」を持っていたとしても、
「じゃあ、その知識や資格で何をするか?」と言うと何もしない・・
「知識」や「資格」を持つ事で「自分の能力」に対する自信は持てたけど、
「自分の存在」に対する自信・・
「自己肯定感」が低いので何もできない・・
と言うのでは、勿体無い気がします。

犬も叱られてばかりだと自分に対する自信を持つ事ができず、
「自己肯定感」が低くなって、
積極的に考えたり行動できなくなってしまう事は多いみたいです。

訓練や芸は沢山、覚えてできるけど、
人や犬を見ると自分の存在を消してしまう・・
積極的に行動できない・・
そんな子も多いですが、
そんな時はまず、犬の「自己肯定感」を育ててあげる事が大切みたいです。

その為には、犬が失敗しても叱らない・・
「失敗があるからこそ犬だって考える」と思うようにするのと同時に
犬がちょっとでも正解へとつながるような行動そしたらすぐに褒める・・・
そうして、飼い主さんが犬の事をきちんと見てあげる事で、
犬も「自分は大切にされている」と感じる事ができ、
それが「自己肯定感」を育てて行く事につながって行くと思います。

しかし、犬の自己肯定感が高く、
知識や知恵を持っていても、
飼い主さんがそれに気づかないばかりに
「バカ犬」とか「問題犬」とされてしまっている事も多いです。

例えば、「犬がチャイムの音で吠える」と言う場合、
「チャイムが鳴ると人が来る」と言う「知識」を犬が持っているから吠える・・
そして、吠えると人が去って行くので吠える・・
また、「ピンポン吠えがうるさい」と言いつつ、
飼い主さんが「吠えてくれてありがとう」と
犬におやつを与えているので吠える・・

「知識」を元に「どう言う行動をしたら自分にメリットがあるか」を考えて行動している・・
「知恵」があるから「ピンポンの音に対して吠えている」と言う事も多いと思いますし、
その行動に自信を持っているから、
いくら飼い主さんが叱ったとしても、その行動を止めない・・
と言う事もあると思います。

そう考えると、犬と飼い主さんの「知恵比べ」で
飼い主さんが負けているから犬の行動が変わらない・・
そもそも、「犬にそんな知恵があるとは思っていない」ので、
「知恵比べ」で負けているとすら気づいていない・・
と言う事も多いかもしれません?

しかし、「犬が考える」とは考えず、
犬の行動の意味や理由を突き止めようともしなければ、
「犬と分かり合う」と言う事も難しいと思います。

「犬のしつけ」はある意味、犬と飼い主さんの「知恵比べ」・・
とってもずる賢い犬も居れば、
思考がストレートで分かりやすい犬も居ますが、
そうして犬が何を考え、行動の意味を知ろうとする事で
犬の気持ちが分かってくると思いますし、
犬の知恵をより良い方向に導いてあげつつ、
犬との頭を使ったコミュニケーションを楽しむのも良いのではないかと思います。(^▼^)ノ
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