「保健所犬の飼い主になる前に知っておきたいこと」

 2014-01-17
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片野 ゆかさんの
「保健所犬の飼い主になる前に知っておきたいこと」
と言う本を読みました(^^)

「保健所犬との出会いの場は?」
「自治体の施設で出会うメリットとデメリットは?」
「民間の保護団体で出会うメリットとデメリットは?」
「犬を飼うにはどれくらいの費用が必要か?」
「成犬を迎えるメリットは?」

などなど、
「保健所犬」を取り巻く実情・・
法律や社会の流れなどが書かれた本です。

ちなみに「アニマルプロテクション」さんは民間の保護団体であり、
「一時預かりさん」がそれぞれ、自分の家で犬や猫を預かる
「シェルターを持たない保護団体」です。

「シェルター式」と「一般家庭での一時預かり式」の
メリットとデメリットと言うと、
「シェルター式」は沢山の犬や猫を保護する事ができ、
里親を希望する方もある程度、自由に訪れて、
沢山の犬や猫を一度に見る事ができますが、
ある意味、外飼いなので一般家庭に迎え入れた時の犬の行動が分かりにくい・・
吠え声などの騒音問題・・匂い・・
「シェルターがある」と言う事で、犬や猫を捨てられ易い・・
など、問題点も多いそうです。

逆に「一般家庭での一時預かり式」は、
一時預かりさんの人数によって保護できる犬や猫の数が左右されてしまう・・
HPで見た犬や猫を実際に見たいと思っても、
一時預かりさんの都合が合うかどうか?もありますし、
基本的には月に数回の譲渡会がメインと言う感じです。
ただ、シェルター式と違い、
一般家庭で基本的なしつけやマナーを教えて貰える事もありますし、
日常的に犬と生活を共にするので、一時預かりをされている方が
犬の好きな事や嫌いな事・・苦手とする事などを把握しやすく、
そうした事を細かく教えて貰える・・と言うメリットがある為、
あえて「シェルター」を作らずに
「一般家庭での一時預かり」をメインとしている保護団体も多いのだそうです。

あと、多いのが、
民間のボランティア団体の譲渡規約に関するトラブルだそうです。
「譲渡会に行けば、欲しい犬がその場ですぐに貰える」
と思っている人は多いみたいですが、
規約の厳しさの差はあるものの、
条件を満たさない限り、欲しいと思っても譲って貰えないと言うのが普通です。

独り暮らしはダメ・・
結婚していないカップルや
結婚したばかりでこれから子供が生まれそうな夫婦はダメ・・
共働きをしていたり、留守が長い家庭はダメ・・
年収がいくら以上・・

などと言う風に、団体によっては、かなり厳しい条件が設けられており、
あまりにも厳しい譲渡条件を見ると
「こんなの誰が譲渡OKなの?」と思う時もありますが、
それは何故か?と言いますと、
「もう二度と捨てられるような想いはさせたくない・・」とか
「自分の娘や息子を送り出す親の気持ち・・」と言う風に
「親心」からだと考えると、
そうした条件を提示したくなるのも分かって貰えるのではないかと思います。

あとは「里親詐欺もある」と言う事も大きいと思います。
最近は「実験動物」に対する規制も厳しくなり、
製薬会社が里親を装って実験動物にする為の犬を貰いに来る・・
と言うのをマンガで読みましたが、
もっと身近な例で言うと、
2012年2月に川崎市に住む男性がインターネット経由で譲り受けた猫を殺傷し、
動物愛護法違反の罪で起訴された事件もありますので、
譲渡条件がある程度、厳しくなるのも仕方がないのかもしれません?

勿論、独り暮らしや共働きでも大切に犬や猫を育てている人は多いですし、
高い年収があっても犬に食べさせるのは安いフード・・・
トリミング犬なのにトリミングに行くのは毛が伸びて仕方がなくなってから・・
など、お金はあっても犬の為には使わない・・
と言う人も居ますから、
何が大変かと言いますと、犬や猫を救うのも大変ですが、
そうした人達に大切な犬や猫を渡さないように注意するのが大変みたいです。

まぁ、とは言え、
実は真面目に保健所犬の事を考えている人ほど、
この本に書かれているような内容は知っている事が多く、
「自分に保健所犬を迎える事ができるかどうか?」
と躊躇してしまう場合が多いのに対し、
犬よりも自分の都合を考える人ほど、
こうした本やボランティア団体のブログなどを見ない・・
自分の気持ち・・自分の思い込みだけで、
犬や猫が欲しいと申し込んできて、
断られたりすると、
「自分の気持ちを踏みにじられた!」とか
「可哀想な犬を貰ってやろうと思ったのに!」と
攻撃的なメールを送って来る事もあるそうですので、
大変みたいです。

勿論、犬を育てて行く為には自分の気持ちも重要ですから、
自分だけが楽しい・・
犬だけが楽しい・・
ではなく「犬も自分も楽しく暮らせる為に・・」
と言うのが良いのではないかと思います。(^▼^)ノ
カテゴリ :わんこ本などから・・ トラックバック(-) コメント(-)
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