リスクと効果

 2013-09-19
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万物は木・火・土・金・水の5種類の元素からなり、
5種類の元素は互いに影響を与え合い、
その生滅盛衰によって天地万物が変化し、循環する」
という中国の自然哲学的思想「五行思想」(「五行説」)が好きですね。

実際、科学的にも
火で木を燃やすと、木は無くなってしまいますが、
本当に無くなってしまった訳ではなく、
熱エネルギーや物理的エネルギー・・
燃焼によって「灰」などに形を変えただけ・・
目には見えなくなっただけで、
形を変えてこの世界を循環していますし、
物事には作用・反作用があり、
メリットの裏には、何かしらのデメリットもある・・
と言う考え方もあらゆる事に言えると思います。

「指圧」や「漢方」なども、
「五行思想」が元になっており、
西洋医学では、腰が悪いなら腰を診ますが、
「五行思想」では腰が痛いからと言って、
腰を「指圧」するわけではなく、
腰と関連する部分を指圧する事で、
腰の状態を調整するそうです。
肩こりだからと言って、肩は揉まない

「痛みのある部分」を刺激する事無く、
症状を改善できるとしたら、
犬の治療にも役立てると思いますし、
「五行思想」の考え方は犬の身体の健康面や食事面・・
「問題行動がその行動だけを改善すれば良い」
と言う事ではないと言う考え方にもつながると思います。

また、「五行思想」には「陰陽」の考え方があり、
木は燃えると火に力を与えるから、
火に力を与えたい時は木に力を与えると言うのが陽の考え方なら、
水は火の力を弱めるから、
火の力を弱めたいときは「水」の力を借りると言うのが「陰」の考え方です。
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ちなみに「中国拳法」にも、こうした「五行思想」の「陰陽」の考え方があり、
ある技はある技に強い・・とか、
この型はこの型に弱い・・と言うのがあるそうです。
そう言われてみると、中国拳法の映画などでは相手が「蛇拳」使いならコレ・・
と言う風に相手によって技や型を変える事がありますが、
あれは映画的な演出だけではなく、「五行思想」が元になっている、
説得力のある闘い方なのかもしれませんね?

それと比べると、西洋の「ホメオパシー」的な考え方・・
「レメディ」などは「副作用が無い」と言う特徴から
「レスキューレメディ」など犬の問題にも使われる事が多いですが、
「五行思想」の考え方からすると、
「副作用が無い」と言う事は「どこにも影響を与えていない」
と言う事になるのではないかと思います。

そもそも、「レメディ」は「五行思想」とは逆の発想・・
「火には火」を「水には水」を言う風に
「毒を持って毒を制する」と言う考え方・・・

「マラリアの治療薬を健康な時に飲んだらマラリアのような症状が出た」
と言う事から
「マラリアの症状にはマラリアの薬が効くが、
 健康な状態の時にマラリアの薬を飲むとマラリアの症状になる」
つまり、その論理を逆転させると、
「健康な時に飲んで頭が痛くなるものは頭が痛い時に飲めば薬になる・・」
と考えたそうです。

まぁ、ワクチン接種も病原体を少量、利用しますが、
「レメディ」は有効成分が入った水を「希釈すれば希釈するほど効果が高まる」と言う、
今、現在も解明されていない謎めいた理由により、
「いかに希釈するか?」の方を重要視され、
(「震盪」(しんとう))と言って振れば振るほど・・・
希釈すればする程、効果が高まる・・と言う結果に至ったそうです。
(希釈して希釈して、有効成分の分子が一個も無い状態が、
 一番、効果が高いと考えられているそうです)

ちなみに最近は「レメディ」と「ハーブ療法」を組み合わせる人も多いですが、
レメディの提唱者である「ハーネマン」は、
「レメディとハーブ療法はまったく異なるモノ」と主張していますし、
レメディは本来、植物由来のモノだけではなく、
塩や金などの鉱物を用いたり、
初期の段階では蛇の毒や狼の乳・・・虫や糞便と言ったモノも使われていたそうです。

まぁ、そこまで行くと「オカルト」と言っても良いと思いますが、
「レメディ」が生まれたのは1790年代ごろ・・
この頃は「瀉血」(しゃけつ)と言って、身体が血を抜く治療法が主流だった為、
「患者は病気よりも治療によって死ぬ」方が多いとまで言われていたそうですし、
それに比べると毒にも薬にもならない「ホメオパシー」の方が良かった・・
と言う事なのかもしれません?

それでも、今に至るまで
「レメディ」や「ホメオパシー」に人気があるのは、
効果のある無しに関わらず、
「ホメオパシー」を推奨する人が本当にそれが良いと信じており、
怖くて厳しく、冷たいイメージがあるお医者さんと比べると優しく・・
きちんと話を聞いてくれる人が多いからではないかと思います。

また、「ホメオパシー」や「レメディ」を選ぶ人も
ストレスなどで心が弱っており、
何かを決断して、それが悪い結果につながるかもしれない事を避ける・・
何かを失う事を避ける・・
と言う事が多いからかもしれません?

個人的には作用・反作用・・
「何かを得て、何かを失う事で世界は循環している」と言う
「五行思想」の考え方が好きですし、しっくりと来ます。
もし、ストレスで心が弱っているとしたら、
ストレスに効果がある「レメディ」を使うよりも、
ストレスの原因を考えてそれを取り除いたり、
小さくする方向性を考えてみるのも良いのではないかと思います。(^▼^)ノ

「代替医療のトリック」などを参考にさせていただきました)
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