犬からのお伺いに気づけていますか?

 2013-09-11
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海で泳いだ(溺れた?)後、
「Dog&Smile湘南」さんでセルフシャンプーをして
綺麗になった「マーブル」君です。
「アニマルプロテクション」さんで里親さん募集中)

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そして、10ヶ月のトイプー君です。

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トイプー君もこの間、「sideWAN」さんに連れてきた時は
ひたすらマウンティングをしていたのですが・・・

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今日はマウンティングをせず、
色々な子と上手にご挨拶をしていました(^^)


以前のしつこいマウンティング行動は
ストレスや「何がなんだか分からない」と言う、
イライラや不安と言った心理も原因だったと思います。

ですから、「マウンティング」を止めさせるよりも先に、
静かで落ち着いた環境でゆっくりと寝かせてあげた後、
少しずつ、ルールや我慢を教え、
「考える習慣」を身につけられるようにして行ったのですが、
その成果が出たのか、
落ちつきが出て、マウンティングも無くなり、
自分勝手な行動は減って、相手の気持ちを考えられるように
なってくれたのではないかと思います。

「犬同士の仲が悪い」とか
「他の犬と仲良くできない」と言う問題の解決策として、
「飼い主さんの接し方や考え方を変えて貰う」とか
「飼い主さんの生活習慣を変えて貰う事が必要です」と言われても、
「犬の問題なのに、どうして人間が行動を変えなくてはならないのか?」
が分からない・・
納得できない・・
と思われる飼い主さんも多いですが、
目の前に居るその犬の行動や判断は、
その子の性格と言うよりも飼い主さんのそれまでの飼い方・・接し方の影響・・
それまでの生活の中で学習した結果、
そう言う判断や行動をしている・・と言える事が多いからです。

例えば、飼い主さんから甘やかされて育った犬・・
または、放任主義でルールや我慢を教わっていない犬は、
犬同士の関係においてもルールを守れない・・
我慢ができない・・と言う事は多く、
相手が「拒否」のしぐさをしているにも関わらず、
「遊べ」と吠えて要求したりして嫌われてしまいがちですし、
逆に飼い主さんから常に「指示」や「命令」を受け、
犬側もそれに従うだけで自分で考える習慣が無いと、
犬に遊びを誘われても、どうしたら良いのか分からずに
飼い主さんの足元で固まったまま、
ひたすら存在を消そうとする・・と言う事も多いです。

でも、だからと言って「手遅れ」とか「取り返しがつかない」と言う事ではなく、
現在の犬の行動は、過去の接し方の結果だとしたら、
この先の犬の気持ちや行動を変える為に、
これから何をすれば良いか?
を飼い主さんが考えてあげる事も大切ではないかと思います。


黒い子がマーブル君マウンティングをしています。
「マウンティング」と言うと、
「性的」な意味や「上下関係の確認」と言われる事が多いですが、
「ストレス行動」や「落ち着いて」と言う意味・・
「遊びのきっかけ」など、色々な意味がありますので、
「マウンティングはこう言う意味です」とは言えないと思いますし、
逆に「こう言う意味ではない」
と決め付けるのも早いのではないかと思います。

まぁ、日本人の「お辞儀」だって、
「あいさつ」と言う意味もあれば、
「ありがとう」と言う感謝の意味もありますし、
逆に「すみません」と言う謝罪の意味もあったりします。
「マウンティング」だけではなく、
その他の犬の「カーミングシグナル」も実際は色々な意味があり、
場面や環境によって、その犬のしぐさは異なる意味を持ってくると思いますので、
本や有名トレーナーの言葉などを鵜呑みにするのではなく、
目の前の犬を見て、そのしぐさの意味を推測して行くのが、
一番、正しいのではないかと思います(^^)

ちなみにこの黒い子の場合は、
「犬への興味はあるのだけど、
 どうしたら良いのか分からなくてマウンティングをした」
と言う感じに思えます。
まぁ、「マウンティング」をされているマーブル君だって、
つい、最近まで、犬とどうやって絡んだら良いのかが分からず、
同じ保護犬の「みつきちゃん」にマウンティングをする事で、
少しずつ、犬とのコミュニケーションを学んで行ったのですから、
「マウンティング遊び」と言うのは、
犬同士が遊ぶ為のステップの一つだと考えて、
黙って見守ってあげるのが良いのかもしれません(^^)

まぁ、でも、自分の犬がマウンティングをしているのが恥ずかしかったり、
相手の飼い主さんに遠慮して止めてしまう事も多いと思います。
でも、そうすると犬は「マウンティングがダメ」と言われているとは考えず、
「犬に積極的になる事がダメなんだ」と考え、
犬に興味を持つ事を止めてしまうかもしれませんので注意が必要です。

「室内排泄の失敗」も「トイレ以外の場所でした事を怒った」つもりが、
「部屋の中で排泄をした事に対して怒られた」と犬が勘違いし、
犬が部屋の中で排泄をする事を我慢してしまう事は多いですが、
似たような事にならないように、
まずは「犬に対して積極的になれた事を褒め」、
沢山の自信をつけてから、
「マウンティングはやめようね」と
教えてあげるのが良いと思います。


そんな感じで、犬に対して自信をつけて行った子達による
面白い動画を撮る事ができました!
みんな「遊びたい」と相手を選んでアタックをしかけますが、
ことごとくかみ合わなくて結局、誰とも遊べず・・(^^;
犬も人もなかなか、思うようには行かないものですね(笑)


マウンティングをしに行ったり、
10ヶ月のトイプー君の匂いを嗅いだりと頑張っています。
そして、その後、チラリと飼い主さんの顔を見ます。
これは「これで良いのかな?」
ーと飼い主さんにお伺いをしているのです。
人間の子供も自分の行いに対する母親の反応・・
顔色を伺う事は多いと思います。
母親が笑っていたら「大丈夫なんだ」と考えて積極的に行動し、
困った顔をしていたら「やらない方が良いんだ」と行動を我慢する・・
それと同じです。
でも、この犬からの「お伺い」に気づかない・・
「お伺い」に対して何の反応も示さない飼い主さんも意外と多かったりします。
ただ、ニコニコと笑っているだけで「褒めない」と言う飼い主さんや
中には犬のこうしたお伺いに全く気づかず、
他の飼い主さんとお話をしていたり、違う方を見ていたり・・
それでは、犬は自分の行動に対して自信を持つ事ができず、
折角の良い行動を止めてしまう事も多いのです。

犬の気持ちを知る為に犬をよく観察する事は大切ですが、
犬の気持ちにきちんと応えてあげる事は、もっと大切だと思います。
犬からの問いかけにきちんと気づいてあげる。
犬からの問いかけにきちんと答えてあげるようにする事で、
犬も「飼い主さんはいつもきちんと見てくれて、
   きちんと気持ちを分かってくれる」と感じる事ができ、
より積極的に、色々な事にチャレンジできるようになってくれると思います。(^▼^)ノ
カテゴリ :sideWAN トラックバック(-) コメント(-)
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