飼い主さんの見ているもの、犬の見ているもの

 2013-05-16
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飼い主さんと犬が楽しそうにしている・・
しかし、よく見てみると飼い主さんは楽しそうなのに対し、
犬の方はうんざりとした様子で横を向いて聞こえないフリをしている・・
そんな光景もよく目にします。

犬がそう言う態度をする場合、飼い主さんが犬に対して喋りすぎていたり、
指示や命令を出し過ぎている・・と言う事は多いです。
犬は聞こえないフリをしたり、
聞くフリをするものの
「よく分からない」と言う態度をして誤魔化したりする事で
口うるさい飼い主さんに対し、
なんとか、自分なりの折り合いをつけようとしていると思いますが、
嫌な事は嫌なので、結果として、
「言う事を聞かせようとすればする程、
 言う事を聞かない犬になってしまう・・」
と言う事は多いです(^^;

しかし、飼い主さんはそれに気づいていない事も・・・
それは何故か?と言うと、
実は飼い主さんと犬とでは
見えている事が違うからではないかと思います。

犬がどんなに「うるさい」とか「嫌だ」と思っていても、
飼い主さんからしてみれば、
「しっかりと教えてあげるのが犬の為」
「今、頑張って教えてあげれば、いつか犬も理解してくれるはず」
「うちの犬は私が注意してあげなければ何もできない」
・・と言う風に考え、
犬の為を思ってついつい、口うるさくなってしまっている事は多いです。

そうして、犬と飼い主さんが正反対の考えになってしまうのは
自分の考えが正しいと思ってしまう事で相手の気持ちを配慮したり、
思いやりの気持ちが欠けてしまっているからかもしれません?

人間の親子も子供が「寒い」と言った時、
「だから上着を着なさいって言ったでしょ!」と怒る親は多いと思います。
子供が走って怪我をして転んだら「走るからでしょ!」と原因を探って叱る・・
親は子供に同じ失敗をして欲しくないから注意をするのですが、
子供からしてみたら、単に自分の気持ちを言っただけであり、
それで叱られるのなら、親の前では自分の気持ちを言うのは止めよう・・
となってしまうと思います。

でも、そんな親だって、自分が「寒い」と言った時、
旦那さんや奥さんに「そんな薄着をしているから!」と言われたら、
「そんな言葉が欲しいのではない」と思うハズです。

でも、それはある意味で、とても近しい存在だからかもしれません?
もし、これが友人だったり恋人関係になる前だったとしたら、
否定的な事は言わずに「そうだね」と同意したり、
「大丈夫?」と優しい言葉をかけるのではないでしょうか?

そう考えると、相手の気持ちを考えているようで、
ついつい、「自分の犬だから」と、
無意識に意見や考えを押し付けてしまっている事は多いのかもしれません?

「親子だから」とか「夫婦だから」遠慮をしなくても良い・・
「なんでも言いあえる仲は素晴らしい」と言う意見もありますが、
本当に大切な相手だからこそ遠慮や思いやりが必要だと思いますし、
実際は「なんでも言い合える」双方向的なコミュニケーションと言いつつ、
片方が強い権力を持つ一方向のコミュニケーションである事は多いのです。

特に犬は言葉が喋れませんから、一方向のコミュニケーションになりがちです。
だからこそ犬の表情の読み取りや犬のボディランゲージを知る事が大切だと思います。

犬の表情が分かるようになると、犬が嫌がっているのが分かりますので、
そこで自分の考えを見直す事ができますし、
犬が緊張や不安のボディランゲージを出しているのが分かれば、
そこで、自分の行いを止める事もできると思います。

自分の考えや意見ばかりを犬に押し付けるのではなく、
犬の考えを読み取ってあげる・・
犬の気持ちを真剣に考えてあげる・・
そんな姿勢を示してあげる事が、
犬に「大切に思っているよ」と伝える事にもなるのではないかと思います(^▼^)ノ
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