考えさせる? 考えさせない?

 2013-05-09
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「sideWAN」さんで行われた「ドッグラン」の様子をアップしましたが、
「sideWAN」さんでは、普段、お店の中でお茶をしながら
飼い主さんの疑問や質問に答えつつ犬の社会性を育てています。

最近では「犬の個性を伸ばす」と言う教え方に賛同される飼い主さんも増え、
お店を離れ、公園での「お散歩会」を行ったり、
「SOCOS」「大磯」でのセミナーを行ったりしていますし、
今後は「新杉田公園」でも犬についての青空教室が行われる予定となっておりますが、
まだまだ、理解されない事も多いみたいです・・

特に「sideWAN」さんでは犬自身が考え、選択し、正しく行動できる事を目的としていますので、
多少、犬が吠えてしまったとしても、
そこから間違いに気づく事もありますので、
あまり犬を叱ったり、制御したりする事はありません。
ですから、やんちゃで制御がきかない犬の場合、
「どうして、叱って言う事を聞かせないのか?」とか、
「犬のリードを引いて制御しないのか?」と言う疑問を持たれる飼い主さんも多く、
特に「飼い主は犬のリーダーにならなくてはいけない」とか
「犬に言う事を聞かせ、服従させなくてはならない」
と言う先入観や固定観念が強い飼い主さんには受け入れられない場合が多いみたいです・・

まぁ、犬を制御するにしろ個性を伸ばすにしろ、
「犬の行動の問題を解決させよう」と言う目的は同じだと思います。
ただ、そのやり方が違うだけ・・、
犬を叱り、リードで制御して犬の思考と行動を止めるやり方は、
「犬に考えさせない」ようにする事で犬の問題行動を止めようとするやり方のように思います。
その点、犬にまず行動させ、良い行動は褒める事で良い思考と行動を伸ばそうと言うやり方は
「犬に考えさせる」事で犬の問題行動を止めようとするやり方だと思います。

こう言う話になると「どちらが正しい?」と言う議論になりがちですが、
どちらが正しいと言うよりは、両方のメリットとデメリットを理解するべきだと思います。

犬を叱る事で犬の思考を止め・・
リードで制御する事で犬の行動を止める・・
その方法は手っ取り早いですが、犬が考えなくなってしまう為、
叱れば止まるものの、いつまでも同じ間違いを繰り返したり、
リードをつけていないと犬を制御する事ができない・・
と言う事も多いような気がします。
逆に考えさえるやり方は、最初は犬に自由に行動させる為、
以前よりも悪い子に見えてしまったり、
犬が正解に気づくまで時間がかかってしまったり、
飼い主さん自身も考える必要がある為、難しい面もありますが、
犬が正解を理解し、考える事でドンドンと学習して行くと、
同じ失敗を繰り返さない・・
自分で正解を考えるので、叱る必要がドンドンと無くなる・・
などの良い面が起きる事も多いです。

ーとは言え
「犬の個性に合わせて臨機応変に対応し、個性を伸ばす」と言う教え方と比べると、
犬に余計な事をさせず「型にはめる」と言うやり方はマニュアルが作りやすく、
教える方も教わる方も「楽」と言うのが、大きなメリットです。
ですから、ドッグトレーナーを育てる学校でも
「犬の問題行動をどうやって解決するか?」ではなく、
訓練やアジリティーなどで「犬にどれだけ言う事を聞かせられるか?」が重要視されるようですし、
犬のしつけの多くが、犬の心を考えるよりも
「犬に言う事を聞かせ、服従させる」と言う流れになってしまうのも当然のような気がします。
しかし、犬の問題行動の多くが「心の問題」ですから
「マニュアル」とか「服従させる」とかでは解決できない事も多いのではないかと思います。

ですから、犬の「心」に目を向ける為には犬の外見・・
吠えるとか吠えないとか良い子だとか悪い子だとか、
外面にとらわれない事が大切ではないかと思います。
まぁ、人間同士だって、他人の言葉を言葉通りに受け取っていてはダメですものね?
その言葉の裏にある本心・・
真意を探るからこそその人の気持ちを思いやる事ができると思います。
それは犬だって同じ・・
吠えるから悪い子とか吠えないから良い子とか、
噛むとか噛まないとかオスワリができるとか脚側ができるとか、
そう言う事で良い悪いを判断するのではなく、
行動の裏を読む・・表情の裏を読む事でその真意・・
何を考えているのか?を考える事が犬の心を知ると言う事であり、
なにより大切な事ではないかと思います。(^▼^)ノ
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