犬のしつけと虐待の違い?

 2013-01-16
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しつけに体罰は必要と考える人は今でも多いですし、
逆にしつけは可哀想・・
「自由が一番、自然が一番」と犬に対して何も求めない、
何も教えないと言う飼い主さんも多いです。

では、「しつけ」とは何か?と言いますと、
「犬が人間社会や犬社会の中で、
 仲良く上手に暮らす為の基本的な生活習慣・・
 マナーや社会的ルールを飼い主さんが犬に教える事」
ではないかと思います。

つまり、犬の為に行うのが「しつけ」であり、
飼い主さん自身が自分の為に犬を利用する・・、
無理やり言う事を聞かせようとするのが
「虐待」ではないかと思います。

ですから、よく「しつけと虐待は紙一重」と言いますが、
本来は「しつけと虐待は別のモノ」だと言えると思います。

犬も仔犬の頃や精神が未熟な頃は、
感情や欲求のコントロールができません・・
感情が高ぶれば吠え、走り出し、飛びつく・・
こう言った行為は飼い主さん自身も困りますが、
犬も感情のおもむくままに吠えていたら、
人からも犬からも嫌われて友達ができませんし・・
他の犬と挨拶がしたいのに嫌われてしまったり、
喧嘩の原因になってしまう事も多いです。

ですから犬自身がどうやって感情をコントロールしていけば良いか?
それを教えるのも飼い主として教えるべき「しつけ」の一つだと思います。
勿論、犬の為と言っても、将来的には飼い主さん自身も楽にはなりますが、
その為にはまず、犬に対して何度も何度も、
根気よく教えて行く努力は必要です。

それに対し「虐待」は、
飼い主さんが自分の為に犬を利用する行為・・・
「叱り」と言いつつ、
自分のイライラやストレス発散の為に犬を叱ったり叩いたりしてしまえば、
それは「しつけ」では無く「虐待」ですし、
犬を可愛がると言っても、
仔犬を抱っこしたり撫でたりして連れまわし、
常にちょっかいを出して犬を「寝かせない」・・
「休ませない」と言うのも「愛情」ではなく「虐待」です。

「チャイルド・アビューズ( Child abuse )」
と言う言葉があります。
子供を悪用すると言う意味であり、
一般的には「児童虐待」と訳されるそうですが、
以下の4つのアビューズが連想されやすいと思います。
(1)「身体的虐待」
(2)「性的虐待」
(3)「ネグレクト」
(4)「心理的虐待」

犬の場合もこう言った虐待は多いと思いますが、
虐待とは言えないまでも、
犬の飼育本を一冊も読まず、
人間の子供を育てるように犬を育て、
犬の行動に問題が出ても、
食べ物を与えたり、抱き上げる事で対処し、問題を後回しにする・・

そんな風に「犬に対する正しい知識」を
放棄してしまっている飼い主さんも多いような気がします。
でも、それは果たして犬の為なのでしょうか?
それで犬は自立し、一人前に育つのでしょうか?

中には「育児放棄」ならぬ「犬育放棄」・・
「教育の放棄」とも考えられるほど犬に何も教えない・・
教えようとしない飼い主さんも居ます。
勿論、今までその方法で犬を飼ってきたんだから必要無い!
と言う飼い主さんも多いと思います。
でも、それで犬の行動に問題が出ていたり、
ストレスで「常同行動」が出ていたとしたらちょっと問題ですよね?

もし、本当に犬の事を正しく理解しているのなら、
犬の問題行動は少なくなっているはずです。

犬にとって幸せな環境・・
相応しい環境を与えてあげる為には
人間が犬の事を正しく理解する必要があると思います。(^▼^)ノ
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