犬とのネゴシエーション

 2012-12-15
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犬が他の犬に対して吠えたり噛んだりした時に、
飼い主さんの中には
「吠えたらダメでしょ」と犬のマズルを掴んだり、
「噛んだらダメでしょ」と犬の首根っこをもって持ち上げたり、
さらに、言葉で長々と叱る・・なんて事をする人もいますが、
マズルを掴むやり方は、犬がマズルを掴まれる事から逃れる為に
飼い主さんの手に噛み付く危険性がありますので危険です。
また、「噛んだらダメでしょ」と犬の首根っこをもって持ち上げる方法は、
親犬が仔犬を教育する時に首根っこを噛んで持ち上げる・・
と言う話から来ていると思うのですが、
親犬が仔犬を教育する為に
首根っこを噛んで持ち上げると言うのは嘘だそうです。
それに、犬に対して噛んだらダメだろと体罰を用いるのは、
親が子供に対して「暴力をつかったらダメでしょ!」と言いつつ
頭を殴るみたいな感じで矛盾した教えです。

また、犬が他の犬に吠えてしまうのは、
「犬が威張っているから」とか、
「犬が自分の方が偉いと思っているから」と言う
狼のアルファを頂点とした縦社会の構造から来ているもの・・
と言う考え方が今でも根強いですが、
それも、今では間違いとされていますので、
「飼い主の方が強いんだ!」とか
「リーダーである事を示さなくては」と言って、
力で犬を服従させるような行動は
犬を萎縮させたり追い込んで攻撃行動を発揮させて
しまいかねないので注意が必要です。

ですから「犬が吠えてしまう・・」とか
「噛んでしまう・・」と言うのは、
「犬が威張っているから」ではなく、
「適切な行動」がどう言うものなのか?
犬に対して教えられていないから・・な事が殆どだと思います。

犬のワガママな行動を改善する為には、
まず、犬と飼い主さんとの関係性の中で、
接し方や交渉のやり方を学ばせる必要があると思います。

「おやつが欲しいと飼い主さんに吠える・・」
「おもちゃが欲しいと飼い主さんを噛む・・」
それは、間違った要求の仕方・・わがままな行動です。
ですから、そう言う時は犬を置いて部屋を出てしまい、
犬を一人ぼっちにさせてしまいます。

もし、今まで「吠えたらダメでしょ!」とか
「噛んだら痛いでしょ!」とか
感情的に叱っても効果が無いのだとしたら、
この先、その方法を使い続けたとしても効果はありません・・
それよりも、飼い主さんが部屋から出て行く事に対し、
犬が吠えたり暴れたりしたら
「その場から離れる」と言う行動には効果が期待できます。

そうして、犬に対し、
一方的に要求を出すだけではダメだよ。と言う事を提示する・・
人間だって親兄弟から「ワガママ」で「過保護」に育てられた子供は
他人との交渉が下手な事が多いように思われます。
でもそれは、小さい時から望めば全て叶ってきたから・・
親と交渉をする必要が無かった・・
教わる機会が無かった・・からかもしれません?
だとすると、犬も同じです。
飼い主さんからワガママに・・過保護に育てられ、
望めばなんでも手に入るような生活を続けていたら、
他の犬との交渉や関係作りが上手く行かないのも仕方が無いと思います。

ですから、まずは飼い主さんとの関係性において、
コマンドに対して行動ができたらご褒美をあげるなどの
交渉や関係性作りの練習を何度もする事が大切なのではないかと思います。(^▼^)ノ
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