ホームレスに飼われている犬は幸せか?

 2012-11-11
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「一般の家庭犬よりも
 ホームレスの方に飼われている犬の方が幸せだ」
と言う意見があります。
「犬と飼い主がいつも一緒に居られる」
「犬を通して色々な人や犬と仲良くできる」
「家庭犬と違い、ホームレスの犬は毅然としている」
などの理由からだそうで、藤田りか子さんの
「ウィーンのホームレス連れ犬観察記」でも、
「普通のペット犬なんかよりも、よっぽどお利口よ。
 コンタクトがよくて、ヨーヨーのようにかならず飼い主について歩いてゆく」
とホームレスが連れている犬の良さが書かれていたりしますが、
個人的に今は良くても犬が怪我や病気になった時の治療費や、
犬や飼い主が歳を取った時の事を考えると、
犬に留守番の時間を与えてしまったとしても、
仕事をしてお金を稼ぐ事も飼い主の義務ではないかと思います。

他にも
「サークルやクレートにいれっぱなしにするのは可哀想だから
 ホームレスの方が良い」
と言う意見を言う人も居ますが、
犬をサークルやクレートに入れっぱなしにする人は別の問題であり、
「だからホームレスの飼い主さんの方が良い・・」とか、
「サークルやクレートに犬をいれてはいけない・・」
と言う意見は飛躍し過ぎな気がします。
ですから、そう言った極端な例を出して
自分の意見を正当化させようとするのは、
逆に自分の説に自信が無いからかもしれません?

それに、専業主婦など、
飼い主さんが犬と常に一緒に居る家の犬が必ずしも良い子か?
と言うと、そんな事はありませんし、
逆に共働きで留守が多い家の犬は問題犬ばかりか?
と言うと、そんな事もありません。

では、なぜ、ホームレスの生活の方が良いと思うのか?
そう言った生活に憧れてしまうのか?
と言うと「犬と常に一緒に居たい」と言う
「共依存」の関係を求めていたり、
「犬と飼い主の間の絆が薄い・・」
「犬が他の人や犬と仲良くできない・・」
「外に出ると自信が無くて尻尾が下がってしまう・・」
と言う理由を
「仕事が忙しくて犬と一緒に居られる時間が少ないから・・」
「犬が温室育ちだからダメで、野生的な生活をすれば
 犬にも自信がつくのではないか?」
と思ってしまうからではないかと思います。

しかし、犬自身が自信を持てるかどうかは
飼い主さんの教え方や接し方の問題であって、
必ずしもホームレスだから・・
と言う事ではないと思います。

ではどうやって犬に自信をつけさせてあげれば良いか?
その為には犬の行動をよく観察し、
飼い主さん自身が「犬が頑張っている」と思ったのなら、
素直な気持ちで頑張っている事を褒めてあげれば良いと思います。

自分自身の子供の頃を思い出してみた時、
絵を描いたり、工作をするなど、
自分の行動に対して親が褒めてくれると嬉しく感じましたよね?
下手な絵でも稚拙な手作りおもちゃでも、
それを親が認め、褒めてくれる事に幸せを感じ、
それによって自信を持つ事ができたと思います。
また、そう言った事は子供だけではありません、
大人も自分の気持ちを分かってくれる人・・
本当の自分を理解してくれ、
受け入れて愛してくれる人を求めますし、
そう言う風に他者に認められる事が
自信につながって行くと思います。

そして、それは犬も同じです。
しかし、飼い主さんの多くは叱ってばかり・・
それでは、犬の自信は育ちません。
犬の行動を観察し、犬の頑張りや成長を見つけ、
それを伝えて行く事が犬の自信を養う為には必要だと思います。(^▼^)ノ
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