犬は自分より強いか弱いかを一瞬で判断する?

 2012-11-09
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先日、60代の男性が集まって犬の話をしているのを
聞く機会があったのですが、
「昔の犬は放し飼いでよく家から脱走しては子供を作りに行ってたのに
 今の犬は鎖につながれたり、家の中で飼われていて可哀想」とか
「犬は相手が自分より強いか弱いかを一瞬で判断できる」とか
「犬が吠えたり噛んだりしたらひっぱたいてやれば良い」とか
「自分の事に置き換えたら去勢なんて可哀想」など、
今の犬の常識とはかけはなれた内容にビックリですが、
犬を飼っていなければ今の犬の常識を知る事も無いでしょうし、
今の犬の常識を知らなくても犬は飼えますので、
子供の頃に教わった知識のまま、
今でもそう信じている人は多いと思います。

でも、実際の所、色々な人が色々な事を言います・・
「犬は常に家族の中のボスになるチャンスを狙っている」とか
「犬は善人と悪人を匂いで嗅ぎ分ける」とか
「犬も3歳を過ぎたら大人しくなる」とか
「去勢をしたら大人しくなる」とか
「子供を産めば子宮の病気にかからない」とか
「犬は飼い主に忠実」
など、嘘やおおげさ・・
迷信やおまじない的な事がまことしやかに言われています。
また、漫画やアニメ、ディズニー映画に出てくるような
「ファンタジー犬」と「本物の犬」との区別がつかず、
犬に夢を見てしまっているような人も居ますので、
どこまでが本当でどこからが嘘なのか?
誰のどんな意見を信じれば良いのか
分からなくなる事は多いと思います。

ちなみに
「飼い主は犬のリーダーにならないと、
 犬になめられて、犬が言う事を聞かなくなる」
と言う考え方は20年以上も前に
欧米から日本に持ち込まれた科学的根拠の無い俗説だそうです。

1980~1990年代・・
欧米で犬のトレーナーや行動学の専門家が注目されはじめたそうですが、
犬の問題行動の殆どは
「アルファシンドローム(権勢症候群)」と言う「病気」のせいとされ、
その治療法は犬を「服従させる事」とされていたようです。
そして「アルファシンドローム(権勢症候群)」の治療の為・・
犬を「服従」させる方法として考え出されたのが、
犬を仰向けにして抑え込む「ロールオーバー」や、
犬の口をつかむ「マズルコントロール」だそうですが、
実際の所、この方法を用いた結果、
犬がさらに攻撃的になってしまったり、
噛み付かれてしまった・・と言う事も多いので注意が必要です。
ちなみに、この「ロールオーバー」や
「マズルコントロール」と言う手法にも科学的な根拠は何も無いそうですから
やらない方が良いかもしれませんね?(^^;
(「イヌの「困った!」を解決する」より)
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