「褒めて育てる教育」は「叱らない教育」では無い

 2012-10-13
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一昔前は「力」と「威圧」により、犬の思考と行動を制御する「服従訓練」が主流でしたが、
最近は「褒めて育てる」と言う方針で犬を育てている人も増えているみたいです。

日本人は「褒める事」がヘタだと言われますが、
犬を「褒める」と言う事はとても大切で、
褒める事で犬に「自信」を持たせてあげる事ができますし、
褒める事で色々な事に挑戦する「やる気」を引き出してあげる事にもつながります。

ただし、「褒めるしつけ」と言うと「叱ってはいけない」と思う人も多いようですが、、
決して「褒めて育てる事」は「叱らない」と言う事ではないそうです。

では、「どう言う時に叱るのか?」と言いますと、
「犬が危険な事をしている・・」または「しようとしている」時ではないかと思います。
変な物を食べようとしている・・
危険な場所に行こうとしている・・
そんな時はすぐに叱らないと危険ですし、
叱る事で次に犬が同じ場面になった時に
「怒られた」と言う経験から思い止まってくれる可能性も高まります。

また「犬が周りに迷惑をかけている」と言う時も叱る場面だと思います。
「叱ってはダメ」と吠え続ける事を容認してしまう事で近所から苦情が来てしまい、
逆に犬の立場を悪くしてしまう事もあると思いますし、
他の人や犬に攻撃をしかけようとした時に
叱る事で「してはいけない」と言う事を教える必要があると思います。
勿論、叱ったからと言ってすぐにそれが「いけない事」だとは覚えてくれないと思いますが、
ただ、言わなければ犬はその事が「してはいけない事」だと気づきもしません・・・
そう考えると「叱る」とは「犬に良い事と悪い事の区別」を示す事ではないかと思います。

ちなみに「叱ってはダメ」と言う人の中には、
「散々、叱ってきたけど効果が無かった」
「犬を叱ってきた事で犬を怯えさせてしまった」
「犬を叱った事で余計に攻撃的になった」
など、「叱る事」で失敗をしたり疑問を持ってしまったから・・
と言う人も多いと思います。
でも、それはもしかすると「叱る事」が悪かったのではなく、
「叱り方」が悪かったのではないでしょうか?

では「正しい叱り方」は?
ーと言いますと、実は「正しい叱り方」も「上手な叱り方」も無いそうです。
その時、その場でその犬が一番、理解しやすい叱り方をするしかない・・
もし、何度、叱っても犬の行動が好転しないのだとしたら、
それは「叱り方」が間違っているのだと思います。
「犬の目線に立った叱り方」をする・・
それを心がける事が大切だと思います。

しかし、日本人は極端な人種ですから
「叱らない人」は「全く叱らない」そうですし、
「叱る人」は「叱り過ぎてしまう」傾向が強いそうです。
でも、飼い主さんが「叱りすぎる」と犬は自分で考える習慣が身につきませんし、
「叱らない」と自分で考えようとも思いません・・

「褒める事」で「正解」を示し
「叱る事」で「間違い」を示す。
どちらが大事でどちらが優れていると言う事では無く、
両方があってはじめてバランスが取れた「しつけ」ができるのではないかと思います。
(^▼^)ノ
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