噛み犬は直らない?

 2012-09-20
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犬に噛まれたり、
犬が他の犬を噛んでしまったりすると強いショックを
受けてしまう飼い主さんは多いです。

「分かって貰えていると思っていたのに、
 実際は分かって貰えていなかった・・」
と言うのは、結構、ガッカリするものですが、
そう考えると「犬は失敗するものだし、噛むものだ・・」
と思っていた方が良いのかもしれません?

犬が噛む理由は様々です・・
「要求を通そうとする為に噛む」などのアピール的な噛みつきは
「人間を動かそう」と言う計算が入る為、行動が読みやすいですが、
難しいのは、嫌な事があった時に反射的に噛んでしまう場合だと思います。
「犬は必ずカーミングシグナルを出す」と言う話もありますが、
感情がそのまま行動になってしまう時は、
警告や予備動作が無いと思われるので、こちらとしても予測がし辛いです・・

噛む犬でも、ある程度の情報や噛む原因などの規則性が分かるとなんとかなるものですが、
噛む原因が不規則で理由がよく分からないうちはとても危険です。
だから、犬を預かる・・迎え入れる時は最初から触ったりはせず、
穏やかな環境において、ゆっくりと観察する事が大切だと思います。
人、犬、食べ物、音、オモチャ・・
などなど、そう言ったモノに対してどう言う反応を示すか?
何を怖がり・・何を嫌がるのか?
犬は正直なので、嫌な事や怖い事を見ると目つきが変わります。
そこを手がかりに「噛み付き」のスイッチを押さないようにしてあげるのが
ある意味、お互いの為のように思います。

しかし「噛み犬」と言うと、
ついつい、服従訓練で犬の反抗心を押さえつけよう・・
力で屈服させて大人しくさせよう・・
と思ってしまう人も多いようです。
でも、多くの場合、
犬が噛むのは「自分の方が上だと思っているので噛んで人間に命令している」わけでも、
「リーダーになろうとしている」のでは無く、
不安や恐怖を遠ざける為・・
「自分の身を守る為」に噛む事がほとんどなので、
そこの根底部分を間違ってしまい、
怖がっている犬をさらに叱ったり叩いたりして
怖がらせて追い詰めてしまうと、飼い主さん自身が
「わざわざ噛み付く犬にしてしまっている」事もあったりするので注意が必要です。

服従訓練は犬の感情を抑え込みますが、
感情自体を悪者にしてはダメだと思います。
「犬の怒った姿を見るのが怖い」と言う飼い主さんも居ますが、
嬉しいとか怒りなどの感情を感じる事は悪い事では無いと思います。
問題なのは、その感情を噛み付きなどの行動に移してしまう事・・
感情と、その感情を行動化する事は全く別物です。
だから「激しい感情=噛み付き」と言う脳内の接続を弱めてあげる必要があり、
その為には「穏やかで噛む必要など無い」と言う生活を
送らせてあげる事が重要ではないかと思います。

噛む犬の飼い主さんの中には
「私は別に噛まれても良いの」と言う人が居ますが、
犬が人を噛むと言う行為を習慣化させてしまうと、
いくら愛情を与えていても噛む行為が無くなる事はありませんし、
何かのきっかけで他人や他の犬を噛み付く可能性を高めてしまう事になると思います。
なぜなら、普段の飼い主さんへの思考や行動が
他の人や他の犬への接し方の基本としてしまう犬は多いからです。

「そのままのあなたで良い」と言う言葉があります。
犬自身の存在を肯定してあげる・・
犬のありのままを愛してあげると言う事は素晴らしいと思いますが、
だからと言って「何もしなくて良い」とか
「努力しなくて良い」と言う事では無いと思います。
「失敗してもあなたの魅力は失われないのだから
 失敗を恐れずにチャレンジしなさい」
そう言う意味で犬を育て、見守ってあげるのが良いのではないかと思います(^▽^)/
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