共感体験が犬を育てる「sideWAN」

 2012-09-04
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その後は沢山の子が来てくれました!

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柴犬君です。
予期しない事やよく分からない事を目にすると
すぐに感情が高ぶってしまう子でしたが、
最近は穏やかな表情になり、
興奮値も下がっていて、
多少の事では過剰に反応する事も少なくなりましたし、
興奮値が上がっても、
そこからの立ち直りが早くなってきてくれました(^^)

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トイプーの仔犬ちゃんです。
仔犬の頃は楽しくて好奇心が高い時期なので色々な事に興味を持ち、
飼い主さんの言う事よりも自分の楽しい気持ちを優先させてしまったり、
好奇心から危険な事をしてしまう事もあるかもしれませんが、
成長と共に脳が成長し、落ち着きが出てくる反面、
それまでのような怖いもの知らずの行動力や
強い好奇心は失われてしまう事も多いので、
今は色々なモノを見せてあげるのも良いのではないかと思います。

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昔は飼い主さんのそばから離れられなかった柴犬君も
段々と他の飼い主さんからおやつが貰えるようになってくれました。

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凄い!

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実は犬も苦手だったのですが、
今では並んでおやつが貰えるようになりました。

飼い主さんのそばを離れられない「分離不安」と言うと、
「飼い主さんへの愛情が強く、離れたくない」と言うように思えますが、
実は外の世界が怖いとか、
そう言う「自分の心の中の不安」が強い為に、
見知った飼い主さんのそばを離れたくないだけ・・かもしれません?
そう言う意味では、別に家が好きではないけど、
外の世界が怖いから家から出ない
「ひきこもり」に近い子も多いかもしれません?
「ひきもこり」の子に対し、いくら親が愛情を与えても、
その子は「外が怖い」のですから問題解決にはなりません・・
かと言って、無理やり外の世界に放り出せば良いかと言うと違うと思います。
安心できる場所を与えつつ、少しずつ外の世界に慣れさせて行く・・
それは人も犬も同じかもしれませんね?

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飼い主さんが沢山の子達におやつを与えてくれていますが、
「sideWAN」さんではこう言う光景がよく見られます。
ここに来られる飼い主さんは、自分の犬の飼い主さんであると共に
他の子の成長を見守り、サポートをする保母さん役を
お願いする事もあったりします。
勿論、食べ物に対するアレルギーが無い子に限りますが、
こう言う風にきちんと順番を守り、
知らない人からおやつを貰える練習をすると、
犬同士の仲が良くなる事が多いです。
中には他の犬が怖くて近寄れない子も居ますが、
他の子達が楽しそうに食べ物を貰っている・・
そんな姿を見る事で「安全」を確認できれば
自ら進んで仲間に入ってくる事も多いです。

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おやつをくれる飼い主さんから少し離れた所で
「おやつが欲しい気持ち」と
「他の子が苦手な気持ち」が葛藤している子も居ます。

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人も犬も苦手だった柴犬君も飼い主さんから離れて、
こんなに近くでおやつが貰えるようになりました。

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しかも、特に苦手としている男の人からもおやつが貰えています。
こう言う経験を繰り返す事で
人間を怖がらなくても良いんだと理解してくれると思います。(^^)


近所で生まれた犬を貰ってくる時代から
ペットショップで犬を購入する時代になりました。
生後すぐに親犬や兄弟犬から引き離され、
犬の競り市会場で値段をつけられて落札され、
各ペットショップのショーケースに並ぶ・・・
その流通のしくみは有名な大型ペットショップでも同じだそうです。

さらに人間同士の関係性が希薄になった事で、
近所・地域でも多様な年齢の人や犬と触れ合う機会が少なくなったのも、
犬が人や犬を見ると、過剰に反応してしまう原因かもしれません?


「sideWAN」さんには新しい子もいれば、
昔から何年も居る常連さんの子も居ます。
自分の犬だけを見ていたり、
自分以外の犬を一緒くたに見ていると気づきにくいですが、
他の家の1頭の子の変化を縦断的に追う事で
初めて見えてくる「成長の姿」があると思います。


赤ちゃんだと思っていた子が、
いつの間にか、他の子のお世話をしていたり・・
遊びを強要していた子が、遊びを強要される側になったり、
しつこい遊びの誘いに対してスルーしたり怒ったりと、
お兄さん、お姉さん的な姿勢を見せる事も多いです。
こうした変化や成長は1頭だけで育てていたら生まれなかったかもしれません?
人間の子供も年上にお世話をしてもらっていた新入生が成長し、
新入生を迎える側になった時に率先してお世話をするようになる事は多いそうです。
そうした役割を交代して行く「役割交代経験」が犬にもあり、
仔犬の頃に年上の犬にちょっかいを出してルールを教わっていた子は、
成長すると他の子に遊びを通してルールを教えてあげる事ができるのかもしれません?

だからと言って、犬が苦手な子が
年下の犬を迎え入れて多頭飼いをしたり、
自分の家の子に子供を産ませたりすれば大人になるか?
と言うと、そんな事はありません。
なぜなら、その子は年上の犬から犬同士の接し方やルールを
教わってないので教えられないかもしれませんし、
そもそも、他の犬の存在を求めていないからです。

犬同士の中で自然と遊びが始まり、
喧嘩をしてもまた遊び、一緒におやつを食べる・・
そんな「共感体験」ができる「sideWAN」さんは
とても貴重な場所なのではないかと思います(^▽^)/
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