犬を褒めてはダメ?

 2012-09-02
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最近は「叱るしつけ」から「褒めて伸ばすしつけ」を
実践されている方が増えているように感じます。
でも、日本人は褒める教育に慣れていないので、
褒める事に抵抗があったり、
意識しないと褒める事を忘れてしまったり、
どう言う時に褒めたら良いか?が分からなかったり、
褒めるタイミングがズレていたりと、
簡単そうでいて、皆さん苦労されているみたいです。

そんな中「犬を褒めてはダメ」と言うトレーナーさんが居ました。
「たくさんほめて、しつけをしている」事は
間違った犬のしつけの常識だそうですが、
その理由として、
「犬は、ほめられても嬉しくありません。
 ほめられて嬉しいのは、言葉がわかる人間だけです。」
と書いてありました。

個人的にあまり納得ができない理由なのですが、
子供のしつけ本にも「褒めるしつけ」に対し、
注意している文章をたまに目にします。

その理由として、
「子供が家の手伝いや学校でお掃除などをしている時に
 大人の方から「頑張ってるね」とか「偉いね」などと声をかけると
 子供の集中がそれるばかりでなく、
 大人から「良い子」と褒められた事が自己肯定感・・
 自分の存在を認めて貰えたと言う嬉しさになり、
「褒められる為に行動する子」になってしまいかねない」
からだそうです。

でも、これは「オヤツを使わないしつけ」にも通じる考えのように思えます。。
おやつを使うと「おやつの為に言う事を聞く犬になる」とか、
おやつを使うと「おやつが無いとやらない犬になる」と言う事ですが、
確かに飼い主さんが「おやつ」を使う事により、
犬が飼い主さんの言う事よりもおやつに集中してしまったり、
おやつへの期待感から、飼い主さんと一緒に何かを楽しむ事よりも
おやつへの気持ちが大きくなってしまうのは問題です。
でも、それは「褒める事」や「おやつ」が悪いのではなく、
「褒め方」や「おやつの与え方」に問題があるからではないでしょうか?

それに、もし子供が大人に褒められる事でしか自分の価値観を感じられないとしたら、
子供にそんな不安感を与えてしまっている親や周りの環境の方を考えるべきですし、
犬がおやつの為に嫌々、言う事を聞いているのだとしたら、
どうして嫌々なのかを考え、犬と楽しくできる方法を考えてあげるべきだと思います。
そこを考えず、子供や犬の行動を肯定してあげられる
「褒める」や「おやつ」を否定すると言うのでは本末転倒ではないでしょうか?

犬も人も他者との関係の中で自己を確立して行くと思います。
だから、自分の行動に対し、受け止めてくれる他者の存在は必要不可欠なのです。
「褒める」や「おやつ」と言ったご褒美をぶらさげて言う事を聞かせるのでは無く、
子供や犬の行動に対して意味を与え、
肯定したり賞賛する意味をこめて使うのが良いと思いますし、
そうして子供や犬の自信を育ててあげて欲しいと思います。(^▼^)ノ
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