愛と言う名の支配

 2012-08-08
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「依存」とか「分離不安」がある犬は、、
飼い主の姿が見えなくなると、
急に吠えたり騒いだりと落ち着きを無くす事が多いです。
飼い主さんに
「行かないで、置いていかないで」と呼んでいるようですが、
実際は飼い主さんが帰ってくると、
すぐにまた、興味は他に行ってしまったり、
飼い主さんの手や足に噛み付いたりする犬も居て、
「本当に飼い主さんと離れるのが嫌だったの?」と言う事も・・

こう言う、一見、大人しくて良い子に見えるけど、
初めての人や犬・・場所に対して不安を抱いており、
それでいて飼い主さんに対しては強気な子は
飼い主さんが犬を大事にするあまり、
ついつい過保護になって手や口を出し過ぎてしまったが為に
犬の社会化のチャンスを奪ってしまっている事が多いみたいです。

仔犬の頃は犬は何も分かりませんので危険な所にでも平気で行き、
なんでも口に入れ、失敗をします・・
飼い主さんは常に仔犬を見守り、
危険な時は手を貸して助けてあげ、
色々と面倒を見てあげる必要がありますが、
その流れが成犬になっても続くとなると少し問題です。
散歩に行っても犬に会わせなかったり、
すぐに抱き上げたり、犬の冒険を許さなかったりと、
「優しさ」や「愛情」と言った名目で、
飼い主さんが犬の行動を支配してしまうと、
犬は何も分からない・・経験しないまま成長し、
結果、飼い主さんへの依存度を高めてしまう事も多いようです。

しかし、ある意味でそう言う風に
犬の面倒を見て、守ってあげて、なんでもやってあげる。
と言う行為は飼い主さんにとっては大変である反面、
大きな充実感を与えてくれる事でもあったりするようです。
「うちの犬はこんなに大変なの・・」
と言う飼い主さんの心の中には、
苦労が充実感・・自分が必要とされていると言う
満足感を感じている人も多いのではないでしょうか?
そして、そう言う方は犬のしつけをしたいと言いつつも、
犬自身が良くなってしまい、
自分が必要とされなくなる事を心のどこかで不安に思うのか、
それが原因でなかなか、結果に結びつかない場合もあるみたいです。
そんな風に犬が飼い主さんに依存しているようで、
実際は飼い主さんが犬に依存している・・
犬に必要とされる事を必要としている事も多いようです。

そう考えると、飼い主さんが居なくても落ち着いていられる・・
そんな犬の「自立」をサポートできる飼い主さんは、
自分自身がしっかりと「自立」している必要があるのかもしれません?
しかし、犬の「自立」と言っても、
犬は人間のように他人に頼らず、
自分自身の力だけで立って歩いて行く事はできませんし、
逆に飼いきれないから1人で生きていけ・・
ーと山や森に犬を捨ててしまう事は罪になります。
そう考えると、犬に「自立」を求めるのは正しくは無く、
この場合、「自立」では無く「自律」ができる事を
望んであげるべきかもしれません?

「自律」とは自分で自分をコントロールできる事・・
飼い主さんが居なくても、不安やパニックにならず、
自分で自分の感情を制御できる。
「セルフコントロール」ができる犬にしてあげる事を
目指すべきでは無いかと思います(^▼^)b
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