飼い主さんの無いものねだり

 2012-07-19
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飼い主さんの中には、
「お友達は静かなのにうちの子は吠えてしまう」
「他の子は友達と遊んでいるのに、うちの子は引っ込み思案」
などと、ついつい、他の犬と比べて
ダメな所を探してしまう人も多いみたいです。

でも、「吠えてしまう」と言う事は
「自己主張ができる」と言う事です。
「吠えない子」の中には、他の犬を見ると逃げ回ったり、
壁際や椅子の下に隠れて存在を隠してしまう子も多いですし、
「他の子と遊べる子」と言うのは、見ていて楽しそうですが、
相手が嫌がっているのに、執拗に遊びに誘ったりと
カフェなどの公共スペースでは、
遊べる子よりも一人で大人しくしている子の方が
良い子に見える場合もあったりします。

このように、結局の所、
全ての長所と短所は表裏一体と言えると思います。
「表しかないコイン」が存在しないように
時と場合によって、長所は短所になり、
短所は長所になるものだったりします。
それでも、多くの飼い主さんは、
犬に変わって欲しい・・
良い子になって欲しいと願いますが、
実はこの「飼い主の願い」と言うのが
問題を引き起こしている場合も多かったりします。

「飼い主の願い」と言っても、多くの場合、
飼い主さんの「勝手な価値観」から出たものであり、
「犬の願い」や「犬の気持ち」とは無関係・・
「世間体」や他の飼い主さんから「良い子に見られたい」などの、
飼い主さんの「勝手な欲」な場合が多いからです。
しかし、犬はそう簡単には変われません。
結果、犬の長所・・・
土台を崩す事になってしまう事も・・・
人もそうですが、土台が崩れると、
何をしたら良いのかが分らなくなり不安に陥ります。
そして、叱られる事が多くなり、
自分の行動に対しての自信が無くなってしまいます。

叱られる事が多くなると、
「自分は飼い主に嫌われている・・愛されていない」
と思うようになり、
飼い主さんをはじめ、周囲の人間に対しても
不信感を持つようになってしまう事も多いようです。
結果、イライラして精神的に落ち着けなくなり、
飼い主さんや他の人、
犬に対して攻撃的になってしまう事も・・

このように、一貫性の無い飼い主さんの「理想の犬の姿」に振り回され、
関係性を崩してしまう事はとても多いみたいです。
まぁ、他の犬と比べてしまう事は仕方が無いと思います。
とても良い子を見て
「ああ言う子になって欲しい」と思う事も間違いでは無いと思います。
ただ、犬だけを変えようとするのが間違いであり、
その飼い主さんの犬に対する接し方を観察し、お話を聞き、
まずは飼い主さんが変わる事が
とても重要なのでは無いかと思います。 (^▼^)ノ
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