保護犬は分かり辛い?

 2012-07-01
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保護した犬が吠え止まなかったり、
保護した犬に噛み付かれたりすると、
「保護犬だと途中から飼う事になるから
 性格とか分からなくて難しい」
と言う人が居ますが、そんな事はないと思います。

積極的か?消極的か?
男女や年齢で好き嫌いはあるか?
散歩は好きか?
大きな音に過剰に反応するか?
手に対して過剰に反応するか?
できる事は?
できない事は?
好きなモノは?
苦手なモノは?
・・など、犬を観察する事で
色々な事が見えてくると思います。

例えば、女性が好きで男性が苦手なら、
独身女性に飼われていて
男性と関わる事が殆ど無かった・・
または、男性に体罰などを受けていた
可能性があったと考えられますし、
散歩が嫌いなら、過保護で家から出して貰えなかった・・
または、飼い主が面倒臭がりで散歩に行かなかった・・
などが考えられます。
大きな音に過剰に反応するなら、
騒がしく落ち着かない所で飼われていたとか
天罰方式を行っていたか?などが考えられますし、
「吠え止まない」と言うのも、
それまでの環境が
「吠えれば飼い主さんがなんでもしてくれた」
からだと考えられます。

でも「性格」なんて言っても、
結局は物事に対してどう考えるか?
どう対処するか?なので、
「環境」を変えれば思考や行動を変える事も可能です。

でも「犬が分からない」と言う人は、
根本的な問題として、
「犬を見ているようで見ていない」事が多いみたいです。

一日中、犬を見ていても
観察すべき「大事なポイント」を見ていない・・
スポーツなどにも言えますよね?
サッカーをやっている人は、
ボールを持っていない選手の動きなど
「大事なポイント」を見ますが、
サッカーを知らない人は
ボールを持っている選手だけを見てしまうので、
試合の流れが読めない・・
だから、点が入らないと試合を見ていてもつまらない・・
ーとなってしまう事も多いと思います。
「ボクシング」などもそうですよね?
本当は打ち合っていない時の選手の間合いや
フェイントを絡めたかけ引きが面白いポイントなのですが、
観察すべき「大事なポイント」が分からないと、
打ち合いをしないからつまらないとか
KOシーンが見れないからつまらないとか、
表面的な部分でしか物事を見る事ができない事も多いと思います。

ちなみに自分が犬を見る時は、
身体の重心がどこにあるか?
前か?後ろか?中心か?
視線はどこを見ているか?
目の強さは?緊張して無いか?
などなど、観察すべきポイントを見る事で、
無駄な喧嘩や必要の無い悪い経験をさせずに済ませる事も多いです。

きっと「性格が分からない」と言う人は、
そう言った「見るべき大事なポイント」が分からないので、
犬の心の動きや行動の意味が理解できず、
「突然、犬が行動した」ように思って驚き、
「犬は分からない」となってしまうのだと思います。

でも、犬は必ずどこかで
予備動作や感情を表す「しぐさのサイン」をしています。
勿論、だからと言って、
犬の心が全て分かるわけではありませんし、
闘犬のように戦う為に作られた犬は
犬の心理状態や攻撃前のカーミングシグナルを相手に悟らせないよう、
牙を見せないように頬をたるませたり、
断耳や断尾で犬の気持ちを読み取らせないようにしていたりして、
見るべきポイントを見ていても分かり辛い事も多いです。
それでも、自分の過去や心のうちを隠して嘘で着飾る事ができる人間と比べたら、
犬は自分の過去の経験や知識を元にしか行動しないので
とても素直で分かりやすいと思います。(^▼^)ノ
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