犬のしつけの意味を考える

 2012-06-19
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「犬のしつけは難しい・・」と思う人が多いのは、
犬のやりたい事と飼い主さんの
「こうあって欲しい」と思う事が必ずしも一致しない為、
「犬とは分かり合えない」と思ってしまうからかもしれません?
でも、しつけを始めたばかりの犬はまだ、
飼い主さんが何をして欲しいのか?何が嫌なのか?
を察する事ができませんし理解もできません。
だから飼い主さんが求めるばかりでは無く、
理解してあげる・・待ってあげる事も大切だと思います。

あと、犬とだけでは無く、
夫婦間、義父義母と言った世代間での考え方の違い、
都市部と地方の価値観のズレなど、
今は情報化社会で簡単に情報が集められる反面、
価値観が多様化し、「正しいしつけ」の基準が多すぎて、
「何を信じたら良いのか分からない」と悩んだり混乱したりするのも
犬のしつけが難しく感じる理由かもしれません。

そんな中、「こうすれば良い!」と
自信たっぷりに服従訓練を薦められたら
飛びついてしまう飼い主さんが居ても不思議ではありませんが、
犬を型にはめるやり方で、できる?できない?の
減点方式の教え方は個人的には好きではありません。

ちなみに「しつけ教室」と呼ばれる所で
どう言う事を教わるのかと言いますと、
嫌がる犬を飼い主さんが押さえつけ、
相手の犬に臭いを嗅がれるのを我慢させるのが
「犬同士のあいさつ」だと教わる事もあるそうです。
不安な子の場合、相手の犬の臭いを嗅ぐ事で落ち着く事は多いですけど、
じゃあ、嗅がれる側の子の気持ちはどうなるのでしょう?
人間だって、無理やり押さえつけて
初対面の人と握手をさせても仲良くはならないと思いますし、
逆に人に会うのが嫌いになると思います。 
これが”犬ルールにのっとった挨拶”と言って実行するのは、
年配のトレーナーさんや飼い主さんに多いですが、
物凄く古い考え方に思えます。

あと、「おいで」とか「ついて」と言ったコマンド練習や
簡単な障害物競走みたいなのを
ゲーム形式で行うのは、果たして「しつけ」なのでしょうか? 
「しつけ」とは
「犬自身がその場にあった行動がとれるようにさせてあげる事」であり、
それを教える為のものが「しつけ教室だと思います。
だから、こう言ったものは単に芸を教えているだけ・・
パーティーゲームでしか無いと思います。

ーとは言え、「しつけ」から思い浮かべる事は
人それぞれ違うと思います。
「良くない事をやめさせる」とか、
「トイレをできるようにさせる」とか
「他の犬と仲良く遊べるようにする」とか、
犬に守って欲しいマナーやルールは沢山、思い浮かぶものの、
なんだかあいまいでとらえどころの無い感じがするのも
「しつけ」を難しく感じてしまう理由かもしれません?

では「しつけとは何なのか?」、
「しつけの最終目的は?」と言いますと、
「犬自身が考え、判断し、
 社会の中できちんと生きて行く力を獲得する事」

と言う意見に自分は賛成です。

その為に犬に関わり、理解を助け、
犬が持つ力を引き出す手助けをする事が「しつけ」であり、
「服従訓練」のように犬の勝手な行動を許さず、
飼い主の命令には絶対服従と言う教え方は
しつけではなく支配かもしれません・・
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