人と犬と心の年齢

 2012-06-02
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犬の年齢を人の年齢に換算した表をよく見ますよね?

人では生後9ヶ月前後・・
チンパンジーでは1歳頃から他者の意図に注意を向ける事ができる
「視線追従」ができるようになるそうです。
また、鏡に映った自分を自分だと認識できるのは
人間の子供だと2歳ぐらい・・
チンパンジーだと3歳ぐらいだそうです。
つまり、人やチンパンジーでさえ、
脳の発達にそれだけの時間が必要だと言うのに
犬と人の標準年齢換算表を見ると、
犬の2ヶ月は人の3歳・・3ヶ月は5歳となっています。
でも、犬が2ヶ月や3ヶ月で人の3歳や5歳の脳を持つとは全く思えません・・・
勿論、あれは寿命や肉体的な年齢を基にした計算方式であって、
精神年齢・・脳の発達をもとにはしていないと思いますが、
「標準年齢換算表」を元にしつけを考える人も多いのではないか?
と言うか、
「犬の6ヶ月は人間の9歳だからしっかりさせないと・・」
「犬の1歳は人間の17歳だからしっかりしないと・・」
と言う風に焦りを持つ飼い主さんも多いのでは無いかと思います。
(「犬と人の標準年齢換算表」は色々な換算方法や
 犬種、大きさで数値は変わります)

最近は人間の子供も早い段階からしつけや勉強を始めますが、
それよりも大事なのは親との係わり合い・・
一緒に遊んだり絵本を読んだり、外の世界を見せたり・・・
そう言う事をする中で人は色々な事を学習し、心を育てて行くと思います。
1歳ぐらいまでは、人間の子供も天使のようだそうです。
色々な事を見て吸収する時期なので、
人も犬も色々なものを見て世界を広げて欲しいと思います(^^)
それが2歳になると自我が芽生えてくるそうです。
「大変な2歳児」と言うぐらい大変だそうですが、
犬も1歳前後から2歳ぐらいまでは大変な事が多いです。
ちょろちょろと動き、見境なく行動し落ち着きがない・・
ダメって言ってもやりたがり、おまけに「イヤ」を連発する・・
飼い主さんは「この子は大丈夫なのか?」と心配になり、
色々な人に相談し他の人に謝る日々・・
でも、だからと言って、
人間の子供は縦社会を重視して親の言う事は絶対!とはなりませんし、
反抗は絶対に許さず、一度、下した命令は従うまで絶対に許さない!
とは、思わない(そう言う人も居るだろうけど)ですよね?
でも、犬にはしてしまう・・
勿論、大人しい犬も居ますが、それは人間の子供と一緒で個性です。

ちなみに人間の子供も3歳ぐらいになると
セルフコントロールができるようになるそうです。
犬も2歳前後から3歳ぐらいになると、
セルフコントロールができるようになって行きます。
俗に言う「年齢が来れば落ち着く」と言う時期ですね。
ただ、逆に言うと自我が強くなり、
「嫌なものは嫌」と言う意思も強くなりますので別の意味で注意です。

多くの飼い主さんが犬が1歳前後から2歳ぐらいまでの
大変な時期に困り果て、厳しい訓練で押さえつけようとしますが、
人間の子供が2~3歳ぐらいの時に、
「落ち着きが無いから」とスパルタ教育をすると考えると
乱暴な事のように思えます。
だから、もし、そう言った時期の仔犬の教育に
時間も労力もかけらないのであれば、
3歳ぐらいの犬を里親として貰ってきた方がお互いの為かもしれません?

でも、なんにせよ大切なのは、
犬がセルフコントールをできる力を伸ばしてあげる事だと思います。
飼い主さんが我慢を教えてあげることで、
他の犬が遊んでいるおもちゃを奪わないで我慢できる。とか、
吠えてしまっても、自分で吠え止む事ができる。などは、
恐怖を与えて吠えないようにさせる事よりもとても大事だと思います。

でも、それも1歳までに飼い主さんからの愛情を一心に受ける事で絆を作り、
1歳前後からの「自己主張期」を経てからじゃないと
犬が何歳になってもセルフコントールが上手くできないそうです。
甘やかし過ぎはセルフコントールを阻害してしまいますが、
服従訓練などで飼い主さんがすぐに命令し、
何にでも干渉してしまうのも、犬自身のセルフコントールには邪魔だと思います。
吠えても良いからその後に犬が自分でコントロールして落ち着けるか?
それが大事だし、そう言う風に導いてあげたいと思います。
そして、その為には犬の年齢・・
脳の成長に合わせた育て方を心がけてあげるのが良いのではないかと思います(^▼^)ノ
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