チンパンジーの教育法とエデュケート

 2012-05-19
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チンパンジーの親子の教育法を見てみると、
親が子供を叱らない、叩かない、邪険にしない、
無視をしないと言う事が分かったそうです。
だから叱って育てるのはやめましょう。
と言う人も居るかもしれませんが、
逆に言うと褒める事も無いそうです。
チンパンジーの教育法は親が手本を示し、
子供が真似するのを寛容な心で見守るだけ・・
親から「ああしなさい」「こうしなさい」と言う押し付けも無い代わりに、
「こうした方がいいよ」と言う助言もありませんし、
「よくできたね、すばらしい」と誉める事もありません。

「教えない教育」とか「見習う学習」と言う風に呼ばれるそうですが、
逆に人の教育の特徴は?と言うと、
「教える」と言う事・・
そして「認める」という行為にあるそうです。
チンパンジーの子どもはお母さんに承認を求めたりしないそうです。
親の使っている道具を勝手に奪い、真似をする・・
親はそれを許す・・
子供がうまくできなくても口出しはしない・・手も出さない・・
逆に子供がうまく正解の行動をしてもうなづかない・・褒めない・・
親が介入しない自主性を重んじた教育法とも言えますが、
効率は悪いように思えます・・
ーかと言って「ああしなさい」「それはダメ」と、
手取り足取り詰め込むような教育も違うように思います。

「教育」の事を英語で「エデュケーション」と言うそうです。
「エデュケート(教育する)」は「エデュース(引き出す)」が語源・・
「教え込む」のでは無くて「引き出す」。
子供の自主性を親や先生が褒めたり、うなづいたりする事で引き出す。
それこそが人間だけにできる教育法なのだと思います。
でも、逆に言うと、そう言った教育法は生まれつきできる事では無く、
知識と技術が必要なモノ・・
だから、教え方が分からない人ほど、
うまく教えられずに感情的になって怒ってしまったり、
教える事を諦めてしまうのでは無いでしょうか?

犬の教育も同じですよね?
口で説明したり、飼い主がお手本を示して真似をしろ・・
と言っても無理な話です。
力と罰で思考や行動を制御するやり方はできても
犬の自主性を引き出すような育て方・・・
「エデュケーション」する事ができない・
だから「褒めて伸ばす」と言った教育法は、
学ぶ事により人間のみが行える高等技術なのだと思います。

「学ぶ」と言う言葉は「真似る」から来ているそうです。
だから訓練士さんのお手本を見る事は大切だけど、
それは手法の一つ・・
手法を真似る事はできても犬の自主性を引き出す為には、
根本となる引き出すべき犬の行動と
引き出してはならない犬の行動を見極める必要があり、
どうしてそう言う事をするのか?
を理論的に考える必要があると思います。

教える事を教わると言う事にもっと注目し、
重要視するべきではないかと思います(^^)
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