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相談をするなら勇気のある人に

 2019-03-10
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犬の行動の問題で悩んでいる人から相談を受けた時、
陥りやすいのが「この人を何とかしてあげなければ」と、
思い過ぎてしまう事ではないかと思います。

つまり、相手を無意識のうちに
「何も分かっていないダメな人」と決めつけてしまい、
「知識も経験も上である自分が頑張って
 なんとしても結果を出してあげなければ・・」
と張り切ってしまいますが、
それはつまり、
「あなたは今のままではダメだ」とか
「できないあなたを私がなんとかしてあげる」
と言ったメッセージを相手に伝える事になりますので、
相手は「私はダメだと思われている」と
「否定された気持ち」になって
不信感が強まってしまう事もあるのではないかと思います。

また、悩みを持つ人の話を客観的に聞く事で、
悩みを持つ人自身が気づかない「悩み」を気づかさせてあげる・・
と言うのが理想的だと思うのですが、
実際は、相談を受けた側も
「自分ルール」や「偏った価値観」を持っている為に
相談者が何に悩んでいるか?が分からない・・
あるいは、悩みは理解をしてもトンチンカンなアドバイスをしてしまう・・
と言う事もあったりします。

例えば、
「他者に嫌われたくない」と思っている人は、
「他者に嫌われたくなくて頑張ってしまう人」
の悩みは共感はできるものの、それが問題だとは思えず、
「嫌われない範囲でそこそこ頑張れば?」
と言う提案で終わってしまうかもしれませんし、
「上下」や「勝ち負け」の意識が強い人は、
「見返してやれ」とか「負けるが勝ち」と言った
アドバイスをしてしまう事は多いのではないかと思います。

勿論、そうしたアドバイスが良い結果になる事もあると思いますが、
「上下」や「勝ち負け」の意識が強くて苦労している人に
「上下」や「勝ち負け」に関するアドバイスをするよりも、
そう言う「自己ルール」や「価値観」にとらわれている事を伝え、
それらを手放して自由になる事を提案してみる方が、
本当の意味での悩みの解決になるかもしれません?

例えば、上司が完璧主義で仕事が遅れてくると
イライラして周囲に当たり散らしてくるので、
自分の仕事に集中ができないし、
色々と仕事に口出しもされるので嫌になってしまう・・
と言う相談をされた時、
「負けずに頑張って」とか「みんな同じだよ」
と言っても、悩みの解決にはなりにくいので、
その上司がなんでイライラしているか?
実は自分に自信が無い為に仕事で結果を出す事で
自分を認めて貰おうと強く思っているから
仕事が完璧にこなせないとなるとイライラしてしまう・・
強そうに見えるけど、実は人一倍、不安や心配がある為、
イライラ、カリカリして他者に対して強い口調で当たり散らす
感情のコントロールができない人では?
と言う視点を与えてあげると、
上司の視点や立場で考える事ができる為、
「あの人も苦労をしているのだ・・」と、
あまり、イライラしなくなって
悩みが薄れて行く・・・と言う事もありますが、
そうした事はアドバイザーが同じ「完璧主義な人」だったりすると
気づかないかもしれませんし、
「なんで自分ばっかり」とか「あの上司が居るせい」と
相談者側が自分を「被害者」だと思い過ぎていて、
上司と同じ「上下」や「勝ち負け」で考えていると、
なかなか、そうした視点で考える事ができない為、
そうした事に気づかせてくれる第三者の存在が
大切になってくるのではないかと思います。

では、どう言う人に相談をしたら良いのか?と言いますと、
その人自身が心、穏やかで幸せに生きているか?
と言うのも、一つの目安になるそうです。

強い怒りやストレスを抱えていて、
自分を卑下する事ばかりを言っている・・
あるいは、他者の悪口・・社会に対する不平不満ばかりを
言っている人は、他者の相談に乗る前に自分の問題と向き合い、
解決に向けて行動するべきかもしれませんし、
逆に「自分は凄い」と言う事をアピールし過ぎる人も
注意かもしれません?

中には、やたらとポジティブ発言をしたり、
ポジティブになる事を推奨してきたりする人も居ますが、
「怒り」や「悲しみ」を消し去ろうとするのも不自然な行動ですので、
「怒り」や「悲しみ」があったとして、
そうした感情とどう折り合いをつけているか?
問題とどう向き合い?解消に向けて行動し、
結果、今、現在、穏やかに暮らしている人が良いのではないかと思います。

犬の世界を見ていると、上下や勝ち負けが先行して
「あの団体は裏でこんな事をしている」と陰口を叩いたり、
「あっちの団体よりもうちの団体の方が結果を出している」など、
ドロドロとした足の引っ張り合いが起きていたりしますが、
その辺りは団体やトレーナーさんのブログやメルマガなどを読んでいると、
文章の端々から滲み出てきたりしますので、
その団体や個人の「自己ルール」や「偏った価値観」を
キャッチしてみるのも良いのではないかと思います。

勿論、「自己ルール」や「偏った価値観」がダメなワケではなく、
それが、その団体や個人の個性や魅力となっている事もありますし、
逆にそれが無いと、団体や個人の本質的な部分が
見えてこない・・と言う事もあると思います。

ミスや失敗、問題やトラブルを抱える事はいけない事・・
「悩み」を持つのは悪い事のように思われがちですが、
人間、生きていれば、そうした苦労はあって当たり前ですから
アドバイザーは純真無垢の穢れなき存在・・
あるいは、沢山、苦労をしてきた人・・と言うよりも
自分の心ときちんと向き合い・・
勇気をもって「自己ルール」を捨てたり
「偏った価値観」と戦ったりした人が良いと思いますし、
そうした悩みや苦労を乗り越えた人だからこそ、
他者の悩みにも共感でき、解決に向けた心のサポートも
できるのではないかと思います。(^▼^)ノ
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