FC2ブログ

傾聴の為の傾聴にはならないようにする

 2019-03-09
DSC00158.jpg

犬の行動の問題を訓練を用いて解決するだけではなく、
飼い主さんの話を聞いて心のサポートをすると共に
しつけを用いて犬の行動に変化を与え、飼い主さんの悩みを解決しよう・・
と言う団体も増えてきました。

ただ、中には飼い主さんの話を聞くだけ・・
さらに言うと、団体の上の人が新たに加入する新人さんに対して
「話を聞いていれば良いのよ」と指導したりする所もあるそうですが、
単に話を聞くだけだったら
その団体に犬の悩みを聞いて貰う必要も無いのでは?
と思ってしまいます・・

勿論、「傾聴」と言って、
悩みを持つ人の話をただ、黙って聞くと言う事は必要で事ですし、
相手に話す為には、一度、自分の頭の中で
自分の気持ちや考えを整理する必要がありますので、
話しをしているうちになんだか自分の中で考えがまとまってきて
自然と解決への道筋が見えてきたりもしますし、、
最終的には悩みを持つ人が、自分の悩みを見つめなおし、
解決に向かって歩き出す必要がありますので、
黙って話を聞く・・と言うのも良いとは思いますが、
「なぜ傾聴するのか?」と言う部分が理解できていないと
傾聴の為の傾聴・・
それこそ、「傾聴さえしていれば良い」
となってしまう事もあるみたいです。

「傾聴」は「目的」の為に行うものであり、
その目的とは悩みを持つ人が何に悩んでいて、
それをどうしたら解決できるか?だと思います。

だから、話を聞いているだけで、
「相手が何に悩んでいるのか?」が理解できていない・・
あるいは、悩みは分かったけれど、
どうやって解決をすれば良いのか?が分からない・・と言うのでは、
お金を払って相談に乗って貰う相手としてはどうなのだろか?
と思ってしまいます。

また、犬の飼い主さんの悩みの本質を追求していくと、
多くの場合、「対人関係」に関連したりしますし、
飼い主さん自身の「劣等感」が強くかかわっている事もあります。

また、その劣等感がどこから来ているのか?と言いますと
「幼少時の親子関係」だったりする事もあるのですが、
だからと言って、
「対人関係に問題がありますのでそこを直して下さい」と言っても、
飼い主さんが「犬の行動の問題」と「自分の苦手意識」が関係しているの?
と思って疑っていれば行動には移せませんし、
「劣等感が強い」と言われても、
劣等感を簡単に覆せるなら、そもそも、こんなには悩んでいないので、
「〇〇だから、〇〇を止めましょう」と言うのは、
アドバイスでもなんでもなくて、
「〇〇だから、こう言う行動の問題が犬に出ていて、
 その犬の行動を変えて行く為にはこうした方が良いと思う」と言う風に、
犬の行動の問題で悩んでいる人が自分では気づいていない問題に対して
「どこが問題なのか?」と言う気づきを与えたり、
その為にはどうしたら良いのか?を提案する必要があると思いますし、
単に提案しただけでは、受け入れて貰えない事もありますので、
そこを強引にやらせるのではなく、
本人の「やりたくない理由」を会話の中から一緒に探しつつ、
「共感」と「肯定」を用いて「やりたくない」を少しずつ
「やってみても良いかな?」に変えて行く・・
と言うのが理想的ではないかと思います。

犬の行動の問題に悩む飼い主さんが犬と一緒に頑張れない理由としては、
「劣等感が強い」とか「過去の親子関係」とか
「毒親」とか「愛着障害」など色々と理由は考えられますが、
それらは、病名の特定みたいな感じで、
それっぽい症状に名前を付けてフォルダ分けをする事で、
あたかも、それが原因であるかのように思ってしまいますが、
それは単に分かりやすいようにフォルダ分けをしただけなので、
何の解決にもなっていないし、
何もしなければ、これからも解決には至らない・・と言う事だと思います。

なので、問題を解決したいのであれば、
きちんと問題と向き合う必要があると思いますが、
自分一人では、自分の中の何が問題なのか?に気づけなかったりしますので、
話を聞いて「間違い」などを教えてくれる人・・
「どうしたら良いか?」を提案してくれる人が必要になってくると思いますし、
そうしたアドバイスを通して少しずつ修正していく・・
と言うのが良いのではないかと思います。

また、注意しなければならないのは、
「問題」は問題であって問題ではないと言う事・・
犬の行動の問題も「吠える」と言う問題を大げさに考えて
吠える事を一切、禁止した結果、
自分の意思表示ができない犬にしてしまう事もありますから、
丸い円の中から飛びぬけた問題を発見したとしても、
修正しすぎずにバランスを保つようにする・・・

劣等感も「劣等感」ばかりを問題視してしまうと、
劣等感を隠そうとして「自分の凄さ」をアピールするようになりますし、
親子関係も「親が問題」だと思い込み過ぎると、
自分の問題を見失い、自分を振り返る事ができなくなったりもしますので、
犬の行動に問題があったら、自分では気づかない問題点を指摘してくれて、
その解決法を提示&提案してくれて、
さらに、問題解決に取り組み過ぎないように、
犬のしつけのやり過ぎにストップをかけてくれるような友達やトレーナーさんを
探してみるのも良いのではないかと思います。(^▼^)ノ
カテゴリ : トラックバック(-) コメント(0)
≪ トップページへこのページの先頭へ  ≫