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犬のしつけの前に

 2018-11-11
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人間の子供も愛着のズレから、
ジッとしていられなかったり、
モノに過度に執着したり、
爪を噛んだり、指を口に入れたり、
服装が乱れたり、危険な事をしたり、
高い所に登ってモノを投げたり・・
と言う行動を起こす事があるそうです。

そして、子供がそうした困った行動をすると、
その行動を無くしたい・・止めさせたい・・と、
叱ったり、注意をしたり、あるいは、
そうした行動をするのは愛情が不足しているから・・
として、充分な愛情を与えようとしますが、
効果が薄い事は多いみたいです。

また、子供が問題行動を起こすと、
「そう言う子供は甘えているのだから、
 厳しく対応するべきだ」と言う人や
「好きなようにやらせてみたら
 満足してやらなくなる」と言う人が
居たりしますが、そうしたアドバイスが
問題行動を増幅させてしまう事もあるそうですし、
中には「休ませましょう」とか
「十分に甘えさせましょう」と言うような
アドバイスをされたりもしますが、
何度も叱れば、子供も自分の間違いに気づいて、
行動を改めるか?と言うとそうとは限りませんし、
愛情を与えて、褒めて伸ばせば、
子供もそれが良い事だと気づいて行動が変化するか?
と言うと、そうとは限らないそうです。

では、それは何故か?と言いますと、
愛着の問題を抱えた子供は「感情発達が未熟」だから・・
みたいです。。

嫌悪や悲しみ、不安を感じた時、
感情発達が未熟だとそれをうまく処理できずに
怒りや恐れと言った感情に直結してしまうそうです。
感情が発達していれば、
叱られた悲しみや罪悪感を
自分の行動を修正する事で回避し、
それで褒められたりすれば、
それを意欲に変える事もできますが、
感情発達が未熟だと
「叱り」は子供の不安を煽り、
怒りを増幅させて混乱した感情を
さらに混乱させてしまう事になりますし、
「悪い事をしたと思わないの?」とか
「叩いたりしたら
 相手がどんな気持ちになるか考えてごらん?」
と言った問いかけも、自分の感情・・
気持ちにも気づけていない子供の場合、
心に届く事はなく、「理由も無く責められた」
としか思わなかったりもするみたいです。

犬も愛着のズレから自分の前足を舐めまくったり、
飼い主さんに依存して離れられなかったり、
あるいは、逆に飼い主さんが近寄ろうとすると逃げてしまったり、
飼い主さんの前でワザと片方の前足を上げて痛がるフリをして、
飼い主さんの愛情を試したり・・
と言った行動をする事もありますが、
そうした行動の問題を無くしたい・・
止めたい・・と思って犬を叱ったり、注意したり、
あるいは、そうした行動は「愛情不足から・・」と思って
充分な愛情を与えようとしますし、
トレーナーさんからも、そうしたアドバイスを受けて
「しっかりと叱らなければ」とか
「しっかりと愛さなければ」と
気負ってしまう事もあるのではないかと思いますが、
大切な事は飼い主さんが「何をしたか?」ではなく、
犬が「どう受け止めたか?」だと言う事みたいです。

しかし、飼い主さんの多くは
本に書いてあった対処法や
トレーナーさんに言われた事を
言われた通りに行なおうとする事に夢中になり、
犬が何を受け止めて、何を受け止めていないか・・
犬が何を理解してくれていて、何を理解していないか・・
と言う事を見ていない事も多かったりするみたいです。

勿論、最初は学んだ事・・
教わった事を間違えずにこなす事で精一杯かもしれませんが、
犬を見ずに一生懸命に頑張っても
「何をしたか?」になってしまいますから
なるべく犬の事を観察して、飼い主さんが
犬の一番の理解者になってあげる事が重要みたいです。

家族が居ると、責任を分散してしまいたくなりますし、
トレーナーさんに教わっていると、
トレーナーさんに責任を負って貰いたくなりますが、
愛着の問題は「一対一の関係」が大切なので、
最初は、飼い主さんがメインとなって
関係性の構築をしてみるのが良いみたいです。

勿論、1人で全てをこなす事は難しいですから
家族にサポートをして貰っても良いそうですが、
その時は必ず、犬の様子や状態を伝えて貰って
メインとなる飼い主さんに情報を集約する事が重要みたいです。

犬の行動に問題があったりすると、
つい、誰かに頼って責任を回避したくなったり、
家族全体に責任を分散させて、結果、誰も責任を負わない・・
と言う事になってしまったりもしますが、
責任を負いそうになると回避する・・と言うのは、
頼ってきた犬の信頼を失わせてしまう結果になりかねませんし、
愛着の問題の解決には「一対一」が必要で、
一対一の関係を作らないと「安全基地」は築かれませんので、
犬の行動の問題の解決には、
「誰が安全基地の形成をして行くか?」と言う風に
サポートをする人をしっかりと決めて行く所から
始めていく必要があるみたいです。

犬のタイプにもよりますが、
クリッカーで何かを教えて行くとか、
犬の感情に訴えて行く・・
と言う前段階から初めて行く必要もあり、
その為には、何よりも関係性の構築が重要だったりしますので、
そこをしっかりとやらないと
「犬のしつけ本」に書かれた事を実践しようとしたり、
「トレーニング」をしようと思っても、
上手く行かない・・と言う事も
あるのではないかと思います。 (^▼^)ノ
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